9月山行 高塚山

日程 2004年9月4・5日(土・日)
天候 4日曇りのち雨、5日曇り
コース 4日(土)
集合/JR静岡駅北口8:15-:20〜中川根ウッドハウスおろくぼ10:10-:15〜山犬段/休憩舎10:55
5日(日)曇り
山犬段/休憩舎7:15…蕎麦粒山7:53-8:04…五樽沢コル8:34-:40…三合山9:17-:30…高塚山10:06-:33…三合山11:09-:20…五樽沢コル11:53…南赤石林道登山口12:00…山犬段/休憩舎12:45-13:10〜林道13:20-:55〜美肌の湯16:00-:50〜JR静岡/アスティ静岡府中庵17:00-:50解散
参加者 植木信久(L)、植木淑美、永田弘太郎、中村久美子、山崎浩子、柴山 武   6名
記録 柴山 武

 台風接近による影響で植木さんから大無間山から難易度の低い高塚山に変更したい旨前日連絡が入る。天候次第で今日にも高塚山に登ることになる。 集合場所の静岡駅北口には植木さん夫妻がパジェロで待ってくれていた。雲がややあるが青空も見え、期待しつつ出発する。途中コンビニで食料を購入。中川根町の施設ウッドハウスおろくぼで情報収集を兼ねトイレタイムをとる。ここからダートの林道に入った、要所要所で大規模な治山工事が進行中で林道は荒れていた。林道に沿う岩から湧き出る日本一と表示された,おいしい水を2日分タンクに入れる。山犬段休憩舎に11時前に到着。


高塚山登りで


高塚山山犬段休憩舎
 小屋は木造桧造り平屋建て約30坪程、50人収容。土間を中心にコの字に高床で壁にはしっかりした便利な棚が設置。掃除もいきとどき清潔そのもの。トイレは別棟、屋根からの天水受水槽も大型で手洗い用として使用していた。周辺は段と言われ広場の感あり、小屋前の駐車スペースは充分過ぎるほどある、ベンチ,テーブルが設置樹林越しの見晴らし地になっているようだ。残念ながら雲のため遠望できず。


高塚山山頂


高塚山山頂集合写真

 地元の方と思われる2名が下山してきた。予報通り厚い雲が覆ってくる、小屋で早めの昼食とした。しかし外はぽつぽつと降りだし、本降りのきざし。一同思案の末、植木さんから明日を期待し停滞を決定した。それではとばかりに、昼食宴会になる。時間は充分過ぎるほどあり、広い小屋は貸切で時間の長さに昼寝をする。夕方になり雷を伴なう本降りになった。6時近くに雨の中、2グループ3名が着く。夕飯は皆さん持参した食材で豪華版、短時間にたいへんおいしい料理となった。ご馳走様でした。 夜半バケツをひっくり返すほどの大雨となる。


高塚山下山


高塚山林道封鎖

翌朝雨は上がるも、念のため雨具を着用し出発する。山犬段より蕎麦粒山をめざす、道はススダケが刈払われて濡れることもなく歩きよい。ここは奥大井県立自然公園静岡の自然100選となっている。蕎麦粒山山頂はフラットで広く晴れていれば笊ケ岳、大無間、黒帽子山がまじかにみえ遠く遠州灘まで見えるはず、雲がたれこめ幽玄の世界に入る。 五樽沢のコルに下り三合山に登り返す、白ヤシオの群生帯で5〜6月が見頃らしい。途中野鳥のさえずりを聞く。三合山から京丸ボタンで有名な京丸山への道をわけ,高塚山に向かう。平坦な道を行き、やがてゆるい登りとなり高塚山頂に。変わった多くの立ち枯れを見る。コバイケソウの群落とのこと。日本山岳会編日本300名山高塚山の山名表示をバックに一同写真を撮り、大休止。幸い雨も降らず下山は来た道を戻り途中の五樽沢コルから南赤石林道登山口にでる。付近はカエデ、ミズナラ、ブナ、ヒメシャラの広葉樹とモミ、ツガ等の針葉樹林も多く紅葉も充分期待できる。山犬段/休憩舎に1時前に着く。休憩舎には登山者の2台の車もなく、空模様から下山したようだ。軽く昼食をとり荷物整理、小屋の清掃後出発する。昨夜来の雨で林道も小さな岩が落ち慎重に下る。突然前方に岩石が道を封鎖、一同唖然とする。20m上部から大岩が落下200キロ程の岩に粉砕された模様。所々で砂が落ちてあまり時間もたっていない。山崎さんが携帯で役場と連絡をとるも休みで連絡不能、思案の末落石の見張りを頼み、男性3人で撤去にかかる、3人がかりでやっと動く岩を必死に移動し、なんとか通れる道を確保できた。男性1人であればどうなっていたか、下山できる事に安堵する。


高塚山林道開通

 途中永田さん推薦の静岡市営の温泉美肌の湯につかり、静岡駅構内の府中庵にて名物麦とろを食べ6時前に解散した。植木さんご夫妻には車の運転からいろいろと手配を頂き有難うございました。永田さん、山崎さん、中村さんお世話になりました。(記録柴山)


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