10月山行 奥多摩・日の出山

日程 2007年10月13日(土) 日帰り
コース 御嶽駅→沸沢尾根→山頂→北尾根→御嶽駅
参加者 山本、喜多、小山、斎藤 計4名
係り 小山、斎藤
記録 斎藤

 奥多摩 日の出山は山遊会の皆さんにはなじみ深い山名となってしまった。というのは、この2、3年計画し続けているからである。雨にもずいぶんたたられ、中止になったことが多かった。小山氏と私は、ずっと日の出山の担当を続けており、そのたびに下見山行を行なってきたので、下見、本番をあわせると、もう何回目だろう。おかげさまで、ずいぶん、日の出山には詳しくなってしまった。日の出山は、奥多摩にしては、ほとんど知られていない登山ルートがいくつかあり、休日でも静かな山行が楽しめるため、根強い人気がある。
今回は、菅原氏のご案内をいただき、沸沢尾根ルートをたどってみることにした。
参加者は山本氏と喜多氏の2名で、担当とあわせて4名である。先週韓国への5周年記念山行から帰ったばかりで、参加者が少ないのは致し方ない。
(写真は拡大してご覧になれます。)





 御嶽駅に9時に集合したわれわれは、とりあえず山行できそうな天気に感謝し、早速、出発した。
駅前の御嶽橋と青梅街道の信号を渡ったところが、もう登山口である。標識らしきものなど何もなく、知ってないと入れないところだ。5月に菅原氏に導かれて入ってから、すでに半年あまり過ぎているので記憶も薄れがちで、また雑草が生い茂っており、道を間違いやすくしている。先頭に立ってルートファインディングすることは、これまでほとんどなかったので、まごまごしながら小山氏の助けを借りつつ10分ほど進むと沸沢尾根ルートへの標識を見つけ、はっきりと記憶が甦り、気持ちも乗って、グッと脚に力をこめて進みだすことができた。後ろから、「先頭、ゆっくり!!」の声をすぐに受けてしまい、“ああ、先頭は早足で進みやすいんだなあ”という反省を、実感を伴って体験した。
このあとの登山道は、杉、ヒノキの林を急登が続く。45分ぐらいすると尾根に出た。樹木はナラやクヌギに変わったりするものの、視界はほとんど開けない。この尾根を行くのはわれわれだけ。全く人に出会う気配はなく、貸し切り状態だ。4人なので、いろいろな話題が飛び交い、退屈はしないものの、一人で来ると案外退屈するのではないかという意見も有った。時間は余るほどあるので、途中休みを充分とりながら気楽に登った。上りオンリーだったルートもやがて、ピ−クに達した。そこは吉野梅郷方面からのルートがぶつかっている。このルートは日の出山山頂に向かうメインルートのひとつなので、ここからは、急ににぎやかになった。





 山頂には12時少し前に着いた。真面目に登れば、11時には着けるが昼飯に丁度良い時間に着くことができた。少し、景色を眺めたあと、早速食事にした。
予想はしていたが、山本氏や小山氏がアルコール類をどっさり背負ってきてくれていた。何と、山本氏はビールのロング缶をたくさん簡易クーラボックスに入れてきてくれた。お陰で、冷たいビールで乾杯することができた。つまみも、韓国土産のキムチをはじめ、皆が持ち寄ったものを広げると、テーブルとした木製ベンチ上にはかなりのご馳走が並んだ。女性調理係りが参加していないものの、“ご馳走山行”といっても良いくらいの内容だった。
山頂での祝宴は約1時間半続き、すっかり出来上がってしまったが、岐路に着くと、さすがに山遊会のメンバーだけあって、皆の脚は、しっかりしていた。岐路は、北尾根を選んだ。このルートもめったに人が入らない、やはり静かなコースである。途中、森林地主の方と出会ったが、その方も、ここで登山者に出会うことは今までほとんどなかったと驚いていた。北尾根登山口の光仙橋には、4時に着いた。
御嶽駅までは、小山氏お勧めの多摩川渓谷沿いの遊歩道を散策しながら、帰った。渓流ではまだカヌーの人たちががんばっていた。例によって、立川駅で下車して、反省会を開き、大いに盛り上がった。こうして、何とか、のびのびになっていた“ヒノデヤマゴチソウサンコウ”を終えることができた。
みなさん、ありがとうございました。


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