2008年5月山行・鷹ノ巣山 |
日程 | 2008年5月17日(土) |
コース タイム |
10:10 日原発 10:10 巳の橋 10:30〜10:40 稲村岩基部 11:10〜11:20 稲村岩上 11:50〜12:20 昼食 12:50〜13:00 休み、雨が降り出す 13:00〜13:10 雨具を着る。雷鳴とどろき、あられ混じりの雨となる。 13:55〜14:05 ヒルメシクイノタワ 14:15〜14:50 山頂直下にて雷から避難する 14:55〜15:05 鷹ノ巣山登頂、落雷を恐れて、写真を1枚撮って頂上を離れる。 15:25〜15:35 水根沢分岐 16:05〜16:15 空腹のため食事 16:55〜17:00 倉戸山 17:30〜17:35 高橋さん右膝じん帯が痛みだし、しばし休憩 18:10 倉戸口バス停着 18:55 バスにて奥多摩駅に向かう。 19:15〜19:55 「幸楽」にて夕食をとる。 |
参加者 | 高橋武夫、武藤朋幸 |
記録 | 武藤朋幸 |
5月17日(土)、おいらは鷹ノ巣山の山行に参加した。参加といっても、行くのはリーダーの高橋さんとおいらの二人だけ。行く直前に、高橋さんから「参加は二人だけどどうする?」というファックスが入った。せっかく計画したんだから行きましょうと進言し、二人だけの山行となったのだ。 当日、ホリデー快速奥多摩一号で奥多摩駅に着くとハイカーがたくさん。天気も良さそうだし、そりゃあ多いよなあ。 日原までバスに乗り、歩き出したのは10:00だった。東日原の登山道の入口に「鈴をつけていけ」という貼り紙があった。水根沢に熊が二頭棲息していると高橋さんが説明してくれた。おいらたちも鈴をつけて歩いた。やがて急な登り坂になる。道は深い樹林帯。高橋さんはゆっくりした一定のペースで歩いてくれたが、急坂はどこまでも続く。一気に1200m近く登るんだからね。登りがいがある。 天気予報では晴れると言っていたのに、昼飯を食べる頃になると、今まで明るかった空が暗くなってきた。そして、午後一時、ちょうど休んでいた時にポツリ、ポツリと雨が降ってきた。高橋さんが言った。「いま一時だから、今日の天気はいちじ雨だな」と。この時は笑っていられたんだ二人とも。だが、雨は本降りになった。「今日は晴れるはずだろ!」と文句を言っていたら、ナ、何と、ピカッと空が光ったと思ったら、すぐにゴロゴロゴロ。ヤバイ、カミナリだ。それもすぐ近くだ。おっかねー!(おっかねーから、ここからは様づけで雷様と呼ぶよ。絶対にかなわない相手にはへりくだるしかなかろう?)雷様はピカピカ・ゴロゴロと暴れる。ゴロゴロというより、「ゴゴゴゴ・・・」と腹に響く。おいらは高橋さんが引き返すと言うんじゃないかと思った。「どうします?」と聞いたら、「行きましょう」とニッコリされてしまった。雨はやまないだけじゃない。一瞬とは言え、アラレ(というより雹だね、あれは)まで降ったのにはあきれたね。 おいらは雨具を着て傘もさしていたんだが「傘は金属だから気をつけて」と高橋さんが言うんだ。気をつけろったって、どうすんのさ?雷様は鉄砲のタマより早く落ちてくるんだぜ。よけられるわけもないしさ!とおいらは内心思ったね。 雷様が右からも左からもピカピカゴロゴロやるもんだから、しばらく様子を見たりして、少しおさまったと思われたころ頂上にあがった。15:00だった。 |
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頂上には道標があるだけで、一番高いのはおいらたちだ。こりゃアブネー!天気が悪いから景色なんて見えない。おいらは前に来ているんだが全然憶えていない。おいらたちが途中で抜かした単独行のニイチャンが後ろからやってきたから、写真を撮ってもらってそそくさと下ることにした。 登ってくる途中で、どっちに下りますか?と訊ねたら、高橋さんは「榧の木尾根にしよう。あっちは平らだから」と言うんだ。え?標高差で1200m近く下るんだぜ。平らのわけないだろ。元数学の先生にしては、ちょっとラフすぎねえか?って思ったね。 榧の木尾根はやっぱり平らじゃなかった。ところどころ傾斜のゆるいところはあったけどな。でも、この尾根も樹林帯で気持ちが良い。ところどころにツツジが咲いていた。 倉戸山の手前で、高橋さんが「疲れたなあ・・・。あ、そうか、腹が減ったんだ。だから疲れるんだ。何か食べよう」と言うんだ。おかしな空腹の感じ方だよな。理論的に空腹を感じているように思えねえか? 頂上がだだっ広い倉戸山をこえて倉戸口に着いたのが18:10。バスを待って、奥多摩駅に着いたのが19:15。駅前の「幸楽」が暖簾をはずしていたのを、高橋さんが交渉して店を開けてもらい、ささやかながら打ち上げをした。ビールが美味かった。 帰りの電車の中だったかな、高橋さんは鏡でも見たのか、「俺、頭が白くなったな」って言うんだ。「前から白かったでしょ」と思わずツッコミをいれてしまった。悪かったかな? 今回は、天気に恵まれず、つまらない山行になるところだったが、おいらは楽しかった。鷹ノ巣山って良い山だよ。深い樹林帯があって。それに高橋さんのトボケが面白かったんだ。でもさ、一つだけ・・・高橋さんが警告もなくしばしばぶっぱなす空キジ・・・あれには参ったなあ、ホント。 |
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