2008年9月山行 北八ヶ岳:八柱山(2114.3m)

日程

2008年9月13・14日(土・日) 

コース
タイム
9月13日
佐久平駅(タクシー)〜八千穂高原自然園 10:50発〜11:50着 大河原林道登山口 12:10発〜13:20着 八柱山 〜 14:25着 雨池  14:37発 〜 16:00着 麦草峠
9月14日
麦草ヒュッテ 6:55発 〜 7:30着 白駒池  7:35発 〜 9.30着 ニュウ 9:55発 〜 12:55着 稲子湯
参加者 喜多、染谷、辻橋、中澤、永田、松島、山崎、保坂   8名
係り 山崎、保坂
記録 保坂

 9月13日(土)
予定通りに佐久平駅改札に集合、8人を乗せたジャンボタクシーは八千穂高原へ出発。途中、雨がぱらついたがスタートラインの八千穂自然園に着くと空が明るくなり白樺林を両側に大河原林道をおしゃべりと足が軽快に動く。1時間で登山口に着く。ここからは唐松林で急登をジグザグに登ると17分で尾根にでる。歩きやすい道も少しでまた登りに入り、辺りは唐松の古木がどっしりと四方八方に葉のない枝先を伸ばしこの尾根の番人のよう。この時期にはキノコも顔を出し始める。皆で目を凝らしながら歩いていると赤くザレた急登が見えてくる、もうすぐに八柱山頂上。我々、貸切りの頂上ではマツムシソウがお出迎え。また2等3角点と大きな宇宙観測用の電波鉄塔があり眺望は良くない。しばしの休憩と記念写真を撮り雨池へ出発。道がとても心地よい。シラビソの原生林、苔生した倒木、古木、若い木々、自然のままのバランスが良い。途中涸れた池を通り過ぎ雨池へ着くも、ここも北側に一握りの水溜りしかなく池の向かい側に歩いていける状態になっていた。昨年の10月には50%ぐらいは水があり未だ池らしかった。北八ヶ岳周辺の池はみな大丈夫だろうか。


雨が降らない? 干上がった雨池



八柱山山頂にて

 さて、急ごう。麦草ヒュッテへ!ビールタイムが近づく、ここからは木道を歩きその後はまた樹林帯の中を行く、そこは木道や大きなごろ石・岩があり少々神経を使う歩行でとても長く感じる。しかし麦草ヒュッテに着いた時には疲れもなんのその、お風呂に入りビールタイムで笑顔がいっぱい。


出発。麦草ヒュッテの前で

アケボノソウ

9月14日(日)
夜中、とてつもない雨音にビックリ、朝は雨も止みまずまずの天気。6:00に朝食をすませ6:55にヒュッテを出発。今日の行程は長い。先ずは白駒池に向かい青苔荘回りから苔の美しい樹林帯の木道を歩く、まるごと苔で覆われた丸い大小の岩が点在するシラビソの樹林帯の静寂な世界に入り思わず足を止める。「まるで海底のよう!」と後ろから声がした。ニュウへの分岐を過ぎ薄暗い道をいくと明るい小さな白駒湿原に出る、さらに小さな庭園にも出会い少しずつ登りに入っていく。急登を前にしばし休憩をとり、ニュウへ、稲子温泉への分岐を通りすぎてしばらくすると、上の方から声が聞こえてくる。頂上が近い。9:30頂上に到着。天狗岳が見える、黒岳、丸山、縞枯山、白駒池、黒百合ヒュッテ等かなりの眺望が得られた。狭く大きな岩が突き出た頂上に先客がいたので各々散って休憩をする。先客が出発後記念写真を撮り我々も出発する。


白駒池付近の苔の森


快晴のニュウ山頂にて
 ここからは非常に長〜い下り、稲子温泉分岐からの道は足には優しくフカフカした道でキノコがやたらと目に付く、急降下が続く。山の縁を下り窪みに降りまた尾根に取り付き尾根道に入る。シャクナゲ尾根だろうか、しばらくすると背の高いシャクナゲが両側にうっそうと生えている、咲いたら見事でしょう、でもチョット背が高すぎるかな。尾根道も終わりに近づき林道に出稲子温泉まであと20分。12:55着。
温泉に入りバスに乗車、小淵沢方面の2名とは松原湖でお別れ、佐久平方面は小海で降り双方小海線に乗り予定通りの時間での帰宅となった。
今回は大変充実した山行でした、怪我人もなく無事成し遂げられたこと、皆様にお礼を申し上げます。心残りは帰りにお蕎麦屋に寄れなかったこと。次回佐久平に見えた時にはご案内いたしますのでお楽しみに。
(保坂記)

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