3月山行 安達太良山 |
日程 | 2011年3月5・6日(土・日) |
行先 | 安達太良山 |
コース | (5日) 二本松駅11:30(タクシー)−奥岳スキー場12:00〜30−くろがね小屋15:05 (6日) くろがね小屋7:20−安達太良山頂分岐9:20〜50−ゴンドラ山頂駅11:00〜10−奥岳スキー場 11:55〜12:00−岳温泉12:15(入浴)〜13:20(タクシー)−二本松駅13:54−郡山14:20〜16:05 |
参加者 | 荒木、片山、古閑、染谷、松島、山本 6名 |
係り | 松島 |
記録 | 松島 |
(3月5日)東京・新青森間に本日から新幹線の新型車両が運行されるそうで、東京駅が野次馬で混雑して少しダイヤが乱れる。新幹線の郡山から在来線への乗り換え時間が短く、片山さんが乗り遅れてしまい、二本松駅で片山さんを待つこと1時間、ようやく6人全員が揃い11時半、駅前からタクシーに乗り込み奥岳スキー場の登山口に向かう。スキー場のゴンドラが運休しているからには上部の風はそうとう強そうだ。レストハウスで身支度を整え、12時半いざ出発。ゲレンデの脇を歩き樹林の中の雪の登山道に入り、めいめいがワカンやスノーシューを付ける。それからの林の道は風もなく穏やかで一本立てるころには汗ばんでくる。 打って変って、勢至平へ出るといつものように強い風が吹きすさんでいる。消えがちなトレールをたどって黙々と進み、ようやくくろがね小屋が見えてきてからがまた長く感じられる。3時頃に小屋着。やわらかい東北訛りのいつもにこやかな小屋番さんが出迎えてくれる。小屋はなかなかに混んでいる。6人が一部屋に入り貸切。希望者は温泉に入り、夕食まで食堂でくつろぐ。夕食はお決まりのカレーライス。これを嫌い自炊するグループが多いのか。中には餃子の皮にアンを詰めて焼き餃子を作っている手際のいいグループがいて感心する。ここで知り合いにばったり出会う。 |
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(3月6日)天気は昼ごろまではもつという予報。朝食を済ませて、7時20分我々はパワフルな片山さんを先頭に小屋をトップで出発、カリカリと真新しい雪面を気持ちよく踏む。振り返ると、僕らの後からは待ってましたとばかりにぞろぞろと後続のパーティがつらなる。いったん降ってまた登り返して山頂に近づくと強風にたたかれる。身軽な染谷さんが一瞬吹き飛ばされる。山頂の突起はガスの中で見えないが、下の分岐点で山頂に向かった片山・山本のご両人を待つこと30分。待つ身はつらいもの、身体はすっかりこごえる。全員揃ったところで、見通しの悪いガスのなかを赤布の付いた竹竿をたよりに薬師岳方面へ下山を開始する。荒木さんの骨董品のようなワカンがよくはずれる。そのたびに片足10分、合計20分は待つ。下から登ってきた山スキーヤーによれば、やはりゴンドラは強風のため運休しているとのこと。スキーゲレンデを降るのを覚悟する。 ゲレンデの下り初めは33度の急斜面で、初めてのスノーシュウの小生はこの斜面に手こずってしまう。ワカンやアイゼン組のほうがすいすいと降りていく。スキーヤーの邪魔にならぬようゲレンデ脇を遠慮勝ちに一時間も歩くと、奥岳スキー場のレストハウスの前に11時55分着く。タイミングよく岳温泉行きのバスが待ち構えていて、身支度もせずそれに飛び乗って一路岳温泉へ。 |
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岳温泉のバス停前の銭湯・岳の湯で一時間ほど汗を流し、タクシーを呼んで二本松駅へ出て、在来線で郡山へ。16時の郡山駅始発の新幹線を待つ間、構内の居酒屋で反省会をして帰京した。 この一週間後に東北地方の太平洋側を大震災と津波が襲うなど、想像だにしない、のんびりした3月の雪山でした。 |
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