3月25日
前日は大雨で今日の朝も家を出る時は小雨模様、しかし新幹線やまびこが宇都宮に着くころには雨もあがり薄日も差してきた。黒磯駅からワゴンタクシーに乗り大丸温泉(登山口)に到着。宿泊する旅館に余計な荷物をデポする。思ったほど雪は少ない?
登山開始(10時15分)。天気は雲っているけど多少青空が見え隠れする。宇都宮在住でこの山域に詳しい小島さんがトップで登り始める、雪は4〜50pほどトレースは有り、ロープウエイ駅に向かうが途中 福原さんの体調が悪いようで残念ながら本日の登山は断念、一人旅館に戻る。ロープウエイは強風で運休している模様でそれほど強風が吹いているとは思えないのだが?
さあここから本番、雪の踏み跡を少々登り登山指導所に届けを出し一息いれる。なだらかなブナ林を抜け右手に朝日岳が迫る。この辺りから風が強くなってきた、ここで全員アイゼンを装着。(12時40分) 数人のパーティーが下山して来るが風が強く皆登頂断念とのこと。天候は徐々に回復してきているようで時々青空が見え隠れするのだけれど…。
森林限界を超えV字の谷間にいるせいか、だいぶ風が強くなってきた。雪は風で飛ばされ少ないが氷結しているところもあり、砂礫道の緩い登りだがまともに歩けない。風速25m以上になるとロープウエイは運休とのこと、恐らく瞬間風速30m以上は有ると思われる。ピッケルにより耐風姿勢で踏ん張っても歩くどころか立っているのがやっと、峰の茶屋避難小屋を目前にして残念ながら今日はここまで。
下山中、染谷さんが話していたが、山本さんが強風で飛ばされていた等と話しながら無事大丸のおおたか旅館に到着。(14時30分)
時間があるのでゆっくり露天ぶろにつかり、その後は例のごとく部屋で早めの反省会、夜になって再び夕食の反省会。
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朝日岳
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峠の茶屋付近より茶臼岳
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3月26日
天候は晴れ、多少雲が流れているが風は昨日よりは穏やか、旅館に余計な荷物を置き(8時00分)出発する。
今日は福原さんと山口さんは別行動でロープウエイにより周辺散策。小島さんも抜けて今日のアタック隊は5人で茶臼岳を目指す。
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峰の茶屋より茶臼岳
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山頂にて
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昨日折り返した場所までは難なく通過、多少風はあるけど峰の茶屋避難小屋に(10時25分)着。このあたりが一番風が強いようで 時たま風で足を取られながら、硫黄の煙を横目にみながら頂上への登りをたどる。クサリ場もありアイゼンが無ければ絶対に登れないような氷と岩の場所を通過していく。
茶臼岳頂上(9時52分)気温マイナス5度、残念ながら全員登頂とはいかなかったが無事頂上に立てた。風は多少あるけど日光連山や真っ白な朝日連峰の山々の眺めを堪能できる。昨日は強風に追い返されてしまったため、今日はより充実感に浸れた。
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山頂の祠
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旅館前にて
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下山は一気に降りることが出来、旅館で一風呂浴びて美味しいビールを戴く。その後無料シャトルバスにて那須塩原駅まで送迎してもらえ無事帰京した。
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