11月山行「松生山」

日程 平成24年11月11日(日)
場所 奥多摩/松生山(笹平→松生山)
コース 武蔵五日市駅9:00=バス=9:30笹平→12:00佛沢の峯→12:45松生山14:00→浅間嶺→15:35上川乗16:27=バス=16:50武蔵五日市駅
参加者 辻橋、江村、山本 合計3人
係り 山本
記録 山本

 松生山は檜原村にあり、浅間嶺の東に位置する933.7mの山である。通常は時坂峠から浅間嶺に向かう登山道の途中から東に入るノーマルルートを使うが、今回は笹平バス停から尾根伝いに道を拾い、東側から佛沢の峯を通り、松生山に迫るマイナールートを使った。一部に「笹平⇔松生山」の道標が立っており、踏み跡もしっかりついている楽しいルートである。
今回の山行の参加者申込者は、辻橋、江村、喜多、山本の4名であったが、武蔵五日市駅バス停午前9時の集合になっても喜多さんが現れない、携帯に連絡するも通じない。やっと繋がったところ、どうも貴重品を乗換駅に忘れてきたらしい。その探索に戻っているところらしく少しパニクッている。今回は時間に間に合わず、結局3人で出発することになった。


いきなりの急登を行く


紅葉に急登の疲れも癒える
 天気が今ひとつパットせず、夕方には雨になるとの予報であったが、数馬へ向かうバス停には多くの登山客が並んでいた。結局臨時バスがでることになり、2台目のバスの先頭で座席を確保、ゆっくり登山口の笹平へ向かった。
笹平駅バス停から数馬方面に少し進んだ右手の畑の中を尾根に向かって進む。3分ほどで、「笹平バス停⇔松生山」の道標を見つけることができる。マイナールートらしく、ここから一気に急登となる。植林の道を登り詰めるといったん平坦な道となるが、その後はアップダウンが続き内蔵ノ助山(783m)に到着。その後も片側が植林、反対側が自然林の道が続くが、アップダウンを抜けると笹原となり、両側が自然林となってやっと紅葉が楽しめるようになってきた。赤い色は少なく、黄葉が多い。樹林の向うに見える笹尾根の紅葉が錦織となって美しい。


ところどころに紅葉が


佛沢の峯の標識前で

 12時、佛沢の峯(858m)に到着。そろそろお腹も空いてきて昼食にするかどうか話し合ったが、本日は念願のチーズホンデューを辻橋さんが用意してくれているので、もう少し気分の良いところで食事をしようということになり、松生山の山頂まで我慢することになった。山頂までは、小さなアップダウンと、勾配のゆるい登りが40分ほど続く。廻りは紅葉でところどころだがハットするほどきれいである。天気が晴れていれば、尚更美しく輝いて見えたことだろう。
12時45分松生山山頂(933m)到着。そんなに広くない山頂は廻りが自然林に囲まれ、紅葉もあり、気持ちが良いが山名にある松は一本もない。三等三角点のある場所で、早速食事の準備にかかる。チーズホンデューの出来上がるのを待ちながら、フランスパンを刻む。用意が整ったところで江村さん持参の白ワインで乾杯。今年の八ヶ岳赤岳鉱泉テント場での出来事を思い出しながら、辻橋さんがチーズを絡めたパンを私の口に運んでくれる。なんと幸せなことか。女性二人に囲まれ、ワインとチーズホンデューを楽しめるとは。


松生山への最後の登り


松生山山頂の三等三角点を前にして

 楽しい食事は1時間ほどで終り、下山準備にとりかかる。時坂峠から佛沢の滝方面に向かうと御前山方面の眺めが良いのだが、本日は雨予報なので早めに下山することにし、浅間嶺へと向かう。浅間嶺にさしかかる頃から雨がぽつりぽつりと降ってきた。合羽を着るまでのことはなく、全員傘をさして上川乗バス停に降りる。1時間ほどでバス停に到着。バスを待つ間に2組ほどが到着したが、本日の山行ではバス停からバス停の間は誰一人として登山者と遭遇しておらず、とても静かな紅葉の山旅が味わえた。
立川に戻り、東京多摩支部御用達のさくら水産で反省会を開いた。冒頭の喜多さんの忘れ物は、三鷹の駅のベンチにあったとのこと。みんなで貴重品が無事に戻ったことを喜び、明日は我が身と心を引き締めた次第であった。


Page Top



この改行は必要→