山頂にて
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心配していた天気はうっすらと青空も見えてひと安心。
大月駅からタクシーで登山口にある道証地蔵まで行く。道路から一段下った沢沿いの登山道に入り、すぐに木橋で対岸に渡る。
ほの暗い沢筋を進む中、雨上がりで水量の増した渓谷は真っ白なシブキをあげてドウドウと大岩を喰んで流下する水が小滝の用に見えて、滝子山の語源か?と思えるようだった。
30分程で再びジュラルミンの小橋で沢を渡り返し、ひと登り急登を行く。
細いロープの下がった箇所があり道が二手になっているようだったので下の道をとる。
トラバース気味の道を進むと、先程二手になった道との合流点と思われる所に出る。なおも進むと、ザラザラの砂地の様な地質の急斜面に出て、わずかな踏み跡状のトラバース道になっている。足を滑らせたら一直線に沢に転落! 気を引き締めて歩く。観光登山地図で「悪路で歩きにくい」と書いてある箇所だろうか?
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沢沿いに登る
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防火帯を登る。山頂近し
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ここを通り過ぎ、しばらくジグザクと登る曲り沢峠との分岐に出る。
落ち葉を踏みしめながら進むと昔、大鹿造林小屋と呼んでいた所が立派な休憩舎になっていた。(20数年前の記憶で小屋の姿が浮かんでこない)。小屋のすぐ上部に大谷ヶ丸方向への分岐があった。鎮西ヶ池跡の祠を過ぎると樹林を切り開いたたおやかな風景の防火帯の草地に出る。時刻を見ると11:30になり、少しお腹も空いてきたので性格が悪くならない内にと軽く腹ごしらえをする。ここからひと登りで山頂に着く。
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樹林帯の下り
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三つ峠と富士山が見える
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狭い山頂には数人の登山者がいたが、なんとかランチスペースをとる。生憎南面は雲に覆われて視界なし、北面の三ツ峠方面が雲の上に姿を表わしていた。
下山は鎮西ヶ池方向から登りついた尾根上を南方向初狩への進む。ほどなく三角点のあるピークに出る。一部分急な岩ごろの歩きずらい下りの後、平坦になると男坂、女坂の分岐に出る。迷わず女坂を下る。山頂から40分程で檜平に着く。樹相の良い自然林の落ち葉フカフカの道を歩くのは気持ち良い!! 木漏れ日のキラキラも美しい。
途中から尾根を離れ、沢筋に向かう。沢沿いの道に入ると辺りは急に薄暗くなる。
15:30林道に出て明るい空を見上げてほっとする。
15:45民家が見えて車道に出る所に滝子山登山口の標示板があった。中央自動車道の下をくぐり、16:20初狩駅に着く。大月駅前「かつら」で反省会となる。
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