― 8月21日 「おいらの姫神山登山」―
8月21日(金)から23日(日)までの3日間、おいらは定例山行「七時雨山荘」に参加した。毎日一つずつ山に登る計画で、参加人数は総勢9名だった。
例によって、おいらは山形からの参加。初日の21日、盛岡駅に朝10時集合。事前の準備は、全部大西さんにオンブにダッコでやってもらっちゃったけど、その事前準備の手際の良さの一つが、専任運転手つきの車だった。メンバーは運転から解放されるし、同じ車で移動できる。登山口と同じところに下山しなくても良いという便利さもある。
集合するとすぐ、初日のターゲットの姫神山に向かった。姫神山は標高1,124m。盛岡市玉山区にある。底辺の広いピラミッド型の独立峰だから、遠くからでも良く目立つ。
Wikipediaによると、その昔、坂上田村麻呂が自分の守護神の立烏帽子神女を祀ったそうだ。そんなことがあったとすれば、蝦夷退治のときだろうから、1,200年も昔の話だ。
名前からも想像できるように、形が非常に優しい。因みに、読み方は「ひめかみさん」と言うらしい。
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我々が登り始めたのは田代口。11時20分登山開始。一列になって樹林帯のなかをゆっくりと登っていく。8月下旬とは言いながら、結構花が咲いており、例によって、何度も立ち止まって花を愛でながらの登りだった。曇っていて湿気が多く、結構汗をかいたと思った頃水場にでた。出発から20分程度経っており、一息入れるのにちょうど良かった。低い山なので水場があるとは思わなかった。そんなことも知らなかったということは、事前に何も調べていないということで、我ながら感心しない。
更に20分ほど登ると見晴らしの良い広場にでる。ガスで殆ど何も見えないが、ここで小休止。辻橋さんが、「ここは明子平だ」と言って、地図にない名前がついてしまった。
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「明子平」を出発して間もなく、12時30分に頂上到着。曇っていて周囲が見えないし、風が強く寒い。証拠写真を撮った後、風を避けて、頂上から少し下ったところで昼飯。昼飯の後はそのまま下る。下りのルートはコワ坂コースと言い、いささか急な坂が続く。おいらは3週間ほど前に膝を痛めていたので、この下りは結構きつかった。1時間ほどかかり、おいらはしんがりの松島さんに守られるようにしてコワ坂登山口に到着。ヨレヨレで情けない。車がこちらに回って、待っていてくれたので助かった。
七時雨山荘は、今日は風呂が使えないとのことで、代わりにユートランド姫神で温泉につかった。もっとも、七時雨山荘に着いたら、風呂は直っていた。
到着後、渡辺さんが居なくなったと思ったら、岩魚を3匹釣ってきた。短時間なのによく釣れたものだ。渡辺さんは、夕食後、おいらが脚を傷めていることを知って、マッサージをしてくれた。さすがはプロ。痛かったけど、身体は随分軽くなった。渡辺さん有難う。
空はさっきまで曇っていたけど、反省会をしている間に本格的な雨になった。今日は何とかなったけど、明日はどうなるんだろう?と思いながら、全員就寝。
(記録/武藤朋幸)
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