◇稲荷山コース(文:渡辺 / 写真:二戸)
稲荷山コースに入ったのは、ゲストの若い女性たち3名とオジサンたち4名。私は橋を渡って直ぐに斜面のゴミを見つけ斜面を下ろうとしたところ、北側斜面だったせいもあり凍り付いていて危うく沢まで滑り落ちる状況に・・・。初めからゲストたちは固まってしまう。これはマズイ。以後、急斜面はゴミらしきものがあっても見なかったことにして回避した。以前ザイルを使って下った急斜面は当然ながら無視。
まず急斜面を登った高台の神社の裏にいくつかのゴミを見つけ幸先が良い。稲荷山コースは左側が斜面でゴミがある可能性が高い。しかし、誰もからも見えるところなので皆が見て拾うのでゴミは少ない。一方、右側は上り斜面であるが少し登って稜線に出ると右側に落ちる斜面が現れる。通常ここは登山道ではないが立ち入る人もあるらしくて予想通り結構な量のゴミがこちらで見つかった。登山道から離れたこの場所で、特にティッシュが多いのは用を足すのに使ったからか。せめて持ち帰って欲しいなあ。しかし、男も証拠を残していないだけでやっぱり汚しているんだろうなあ。
今年からはゴミの分別が指令されており、ペットボトル、ビン・缶、その他の燃える/燃えないゴミの3種類に分けなければならず、ゴミを見つける度にそれぞれのゴミ担当者に渡す手間が必要であった。そのため完全な個人行動と言うより、2-3人のグループで歩いた。
途中の東屋に着いたのは、集合時間の30分ほど前。筑波山がきれいに眺められ、また、スカイツリーもかすんではいたが何とか判別可能。一息入れたが、ここまで予想以上に時間を食っていたので、それ以降はゴミを探さず山頂を目指すことにした。とは言え、ゴミ探しモードになった目はあちこちきょろきょろと自然にゴミを探している。途中ぬかるんだり最後の急階段があったり、結構キツかったが、急いで山頂を目指す。
そして山頂に着いたらちょうど着いたばかりの江村さんに出会うことができ、やがて三々五々他のメンバーも集まり、無事に山頂豪華ランチに突入したのであった。真っ白な富士を眺めつつ飲むヒレ酒のうまさは格別。
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◇6号路
6号路は個人的にも歩き慣れた沢沿いの路である。さっそくフユイチゴやヤブコウジの赤い実が目についた。以前はミソサザイの大きな鳴き声やウグイスの笹鳴などこの時期の鳥たちの姿があったが、この何年かですっかりその気配さえ感じなくなってしまった。
日が当たらないとはいえ、歩き始めるとうっすらと汗ばむほど暖かい。ゴミは見当たらないが、沢側の斜面にちらほら目につき始めるとあっちにもこっちにも。路から手の届かないゴミを拾おうと喜多さんや中臺さんが沢を下りた。下から見るとたくさんのゴミが目についたらしく、早くも大山橋手前で二人の袋がいっぱいになった。捨てたのか誤って落としてしまったのか、補虫網やスマホなどがあったのは意外だった。
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山頂で2班が合流し、正面の真っ白な富士山を見ながら一升瓶の差し入れや持ち寄りの食べ物をごちそうになりゆっくりと昼食に時間をとり、下りは3号路を全員一緒に歩き始めた。振り返ると平坦な路を十数名の行儀良い行進となった。途中、時間調整の休憩をとり清滝駅前に15:30過ぎに到着。ゴミを所定の場所に収め、足早に近くの忘年会会場へと向かった。
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