9時半、西武線武蔵横手駅に集合したのは5人。
今日は大西さんを講師にした読図山行である。一同、コンパスと予め配布された地図を持って出発。
地図は2.5万分の1地形図「飯能」の一部を拡大したもので、通過コース上の要所要所に赤い印がつけられており、今日はそれらのポイントを確認しながら登ってゆくのである。
コースは、武蔵横手駅のすぐ北にある山の尾根を北進し、最高地点の土山の頂上を踏んでから北向地蔵に出て、そこから東南方向に尾根を下り、登ってきた尾根の2つ隣の尾根を南へ下って高麗駅へ至るというものである。
尾根への取り付き地点はすぐ判った。
09時50分 山の中の小さなお堂の前で一同身支度をする。
10時15分 送電線の下をくぐる。
10時30分 長尾根山(273m)のピークを踏み、関の入尾根を北上する。
11時05分 五常山(305m)のピークに達した。道がついていないという予想に反して、
コースにはしっかりした踏み跡があり、こまめに日高市の境界標が立てられていて、
迷いようのない道になっていた。
11時25分 ハイキングコースを横切り、急な登りになる。
11時45分 土山(395m)のピークに到達。
12時05分 北向地蔵で弁当を広げ、約40分休憩する。
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ポイントJ1登山口のすぐ上の神社で身支度
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神社から見た武蔵横手駅
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ポイントJ2を越えて地図を読む
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ポイントJ3長尾根山ピークを目指す道のない急登
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ポイントJ3の急な下り
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ポイントJ5分岐点の標識
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ポイントJ5分岐点の標識今昔
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ポイントJ7北向地蔵横のピーク(昼食場所)
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この辺りは秩父の方から東南に伸びてくる尾根の先端にあたり、東西に走る主尾根と南北に枝分れする枝尾根との交差点になっているが、屈曲しながらそこに登ってくる舗装林道や何本ものハイキング道路が複雑に交わっているので、地図上に線が錯綜して甚だ読みにくい。
13時、進路を東南方向に変え、尾根のすぐ下を走るハイキング道路を進む。
13時20分 尾根の分岐点に到着した。筆者には今日もっとも地図読みが難しかった所である。
この分岐点を間違わなければあとはしっかりとついている道を南へ南へと下ればよい。
13時30分 送電鉄塔を、13時45分に鞍部を通過した。ゆるやかなアップダウンを繰り返して
14時10分 標高245mのピークで休憩にする(約20分)。
時間の余裕があったので、一同大西さんからロープの結び方を習った。ロープにぶら下がるような場合に知っていると便利な結び方には成程と思った。
しかし帰宅後に筆者が覚えていたのは「手のひら返し」だけだった。
この辺りからこれまで南に伸びていた尾根が少しずつ東へ曲がってくる。
14時35分 尾根がちょっと広くなった所で歩いてきた道が左右に分れ、道がなければどちらにするか
判断に迷う所だったが、右の道が進入禁止になっていたので左の道をとった。
あとは東へ下るだけで、15時、市内の一般道路へ出た。
15時30分 高麗駅に着く。飯能で反省会をして今日の山行をしめくくった。
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ポイントJ12ピークにて地図の確認
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ポイントJ13からの尾根道の下り
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読図終了点にて
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高麗川にいたダイサギ?(と思う)
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ふだんの山行では、しっかりした道があり道案内の標識があるから、こまめに地図を見ることをしない。
しかし、いったん道に迷ってから地図を出してもそれから現在地を確認することは難しい。
あらかじめ地図から地形を読んで、これからどういう地形が現れるのかを予想しながら歩くことが大事だ、ということをあらためて学んだ山行であった。
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