2020年11月定例山行「読図 北向地蔵」




日 程 2020年11月14日(土)
目的地 北向地蔵
コース 武蔵横手駅 9:45 ⇒ T1(長念寺)10:00 ⇒ T2(栗林上の鉄塔) 10:10 ⇒
T3(愛宕山)10:25 ⇒ 水晶山(250m)10:50 ⇒ 深沢山(350m)11:20 ⇒
T3(五常の滝そば)11:35 ⇒ T4(土山:392m)12:00 ⇒ T5(ユガテ分岐)12:10 ⇒ 
北向地蔵 (昼食12:20〜13:05) 
⇒ 観音ヶ岳(427m)13:30 ⇒ スカリ山(435m)(13:40〜50) ⇒ エビガ坂 14:10 
⇒ ユガテ (14:30〜15:00) ⇒ 橋本山(321m)15:25 ⇒ 分岐(福徳寺への分岐) 15:40 ⇒ 吾那神社 16:10 ⇒ T6(吾那神社下) 16:15 ⇒ 東吾野駅 16:20
参加者 渡辺、辻橋、大野、中臺 (4名)
係 り 中臺
記 録 文/中臺   GPS/渡辺   写真/渡辺、辻橋、大野、中臺


                                  設定コース



 山行前夜、係の大西さんから、渡辺・辻橋両氏に電話するもつながらないのでと電話があった。
「夕方から微熱が出て、コロナ禍の状況であるので山行参加は自重する」とのご連絡をいただく。
微熱が単純なものであることを祈りつつ、1年ぶりなので地形図に磁北線を追加で書き入れコンパスの使い方を一夜漬けで予習した。
北向地蔵読図山行は2015年1月に今回とは逆の東吾野駅⇒ユガテ⇒北向地蔵⇒武蔵横手駅のコースで実施されているが、どんなコースになるのだろうか?。先生のいない読図山行に緊張。

 2018年11月の天覚山読図山行以来の武蔵横手駅。9時30分到着の電車で参加4人が集合。
駅前で他のグループがボードを掲げ山行の参加受付をしており、我々もそのグループのメンバーだと勘違いをしてこちらを気にしている様子なので、邪魔にならないよう朝の挨拶もそこそこに早速出発。
駅から天覚山読図と同じコースを歩き始め200mでいよいよ今回のコースへと分岐する。
分岐してすぐに大西さんから電話が入る。「ポイントT1からT2へのコースについて、長念寺の墓地を突っ切り細い道へ出るように」とアドバイスをいただく。

あっという間にT1ポイントの長念寺へ到着。T2ポイントの鉄塔はすぐそこに見える。
だが、大西さんのアドバイスに従い墓地を突っ切っても細い道は見当たらない。
墓地の上にある栗林の中を行くとたくさんの落葉に隠れた細い道発見。もし栗の収穫時期だったらドロボウと間違えられそうで入れなかったかも。

長念寺の境内を失礼して

T2の鉄塔はすぐそこだが・・・

 T2鉄塔にすぐに到着。ここから愛宕山(地形図ではT3)へ向けて急登。約15分で愛宕山へ、そこから藪の中を下り地形図にはない水晶山を経由して深沢山へ向かうが、急な登り、滑りやすい土と落葉で悪戦苦闘、張られていたロープを頼りに30分かけやっと深沢山の頂上。

いきなり急な登り

愛宕山頂上 

花の少ない季節のコウヤボウキ

藪の中を行く中を行く

きちんと地図読み

水晶山頂上到着 

深沢山を目指して地図読み

滑る急な登りに悪戦苦闘

ロープを頼りに

やっと深沢山頂上到着

 ここからは植林されたスギ・ヒノキ林の中や、植林と雑木林やサカキの林の間を尾根道が続き、地図とコンパス片手に五常の滝付近のT3へ向け気持ちよく順調に歩が進む。
T3を経由してT4/土山へ向かうが順調すぎて、あるいは大西先生の仕掛けた罠か、危うく分岐を見落としそうになる。
渡辺さんが気付き地図で確認、コース修正。
沢山峠からT4/土山へまたもや急登。それにしても楽な尾根道歩きの後の急登はつらい。
12時にT4/土山へ到着。地図に載っている割にはちょっと寂しい標識

順調、順調 木漏れ日が階段のように見えた

沢山峠 手作り感たっぷりの道標 

またもや急登

T4/土山到着(チョッと寂しい標識)

 このあたりで、「シャリバテだ」、「おなかがすいたどこで昼食か?」と声が上がるが、何とかお腹をなだめながらT5/ユガテ分岐を経由して北向地蔵に到着。
すでに何組かのグループが昼食中。我々もやっと昼食にありつく。

目指すは北向地蔵か昼食か

T5/ユガテ分岐

北向地蔵が見えた

北向お地蔵さま

佛心とは「大慈悲」これなり

昼食とは慈悲!(楽しみを与え、苦しみを取り除く)

 やっとお腹も落ち着き出発準備。スカリ山、エビガ坂を飛ばしてユガテへ直行する選択肢もあったが、全員一致で大西さん設定コースをたどることにした。
地図とコンパスで方向を再確認後出発。ここからは舗装道路と並行するようなコースで、アップダウンはあるが順調。
地図にはない観音ヶ岳からスカリ山、エビガ坂を通過。

観音ヶ岳 沢山の標識

観音ヶ岳の眺望

スカリ山到着

スカリ山で小休止

スカリ山眺望/秩父武甲山

スカリ山眺望/栃木男体山他

心強かったキャラクターころ丸くん道標

エビガ坂道標

 ユガテ到着の直前にユズ、柿、福ミカンの無人直売所があり、各自がいろいろ購入。
商品を補充に来た農家の方に一つずつユズをいただく。
重くなったザックを担いでユガテ到着。
辻橋さんは「私にとってユガテは桃源郷のイメージだったがずいぶん変わってしまった」と嘆くことしきり。
穏やかな天気の中、早速柿をかじったり、しばし休憩。

ユズ・柿・福ミカン

ユガテ到着 

しばしの休憩

一番目立った紅葉

 ここからは道もハッキリしており、橋本山頂上、福徳寺への分岐を過ぎ、暗くなる前に下山しようと歩みを早める。眼下に民家が見えるようになるが、なかなか高度が下がらない。
道は折り返しが続き、無事吾那神社、T6/吾那神社下へ到着。
東吾野駅はすぐそこ。東吾野駅から飯能駅へ出て中華料理店で反省会ご後解散した。

橋本山頂上

福徳寺分岐(なぜか突然アルファベット表記)

夕日を浴びながら歩を早める

吾那神社到着

T6/吾那神社下

お疲れさまでした

 大西さんの山行案内には「新型コロナによる山行の自粛続き体力の低下を考えて手ごろな低山でじっくりと地形図を読む楽しさを味わってください。低山ですが尾根はアップダウンがありピークの確認が勉強になります」とあったが、その通りで体力の低下に加えかなりのアップダウンでバテ気味だった。
 今回は先生不在で、標識のある山を除き正解のない読図となったが、参加者はかえって緊張感を持ち地形図とコンパスを使って楽しい山行となった。
 また、この辺りにはスカリとかエビガ坂、ユガテとか不思議な名前があり、漢字を当てるとどんな字になるのか、地名や山名の由来を調べようと思った。(そのうちに)

本日のGPS軌跡図

GPS高低グラフ

**  福ミカン : 福来みかん(ふくれみかん)10月下旬〜12月上旬
             古来より茨城県桜川市真壁町にて栽培されてきた福来みかん(ふくれみかん)。
             大きめの金柑くらいの大きさで、直径3〜4センチの手のひらに乗る小さなかわいいみかん。
             ユズのような黄色で爽やかでとっても良い香りがする。
             中も食べられるが、本来は皮を干して作る陳皮として七味唐辛子に使っていた。

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