西武秩父線の飯能から正丸まで外は雨模様だった。先行の特急電車に乗った江村さんからは「ざあざあ降りです。横瀬の降雨確率90%!」との絶望的なメールが届いていたが、正丸トンネルを抜けて秩父地区に入ると青空が覗き道路も乾いていて、天候の違いが顕著だった。その後、横瀬の降雨確率も40%にまで下がっていたようだ。しかし横瀬駅から間近にそびえているはずの武甲山は、ガスがかかって見えず残念。 横瀬駅からは予約しておいたタクシーに乗り込み、セメント工場が連なるほこりっぽい道を走り抜け、10分ほどで生川へ。料金は2千円余りで、4人だったので効率が良かった。生川の一の鳥居駐車場に到着するとすでに自家用車で一杯。ほとんど全ての登山客は武甲山へ向かう。実は翌日にJACユースクラブ主催のファーストエイド講習会があって参加して来たのだが、その時に前の席にいたユース3人と話をしていたら、ちょうど同じ時間にここに着いて武甲山に登ってきたと言う。偶然にビックリ。 トイレの前にあるポストに登山届けを入れて、我々は林道を先に進み、妻坂峠への道に入る。しばらくは沢沿いの暗い道だ。途中林道を再び横切るが、ガードレールは崩れ落ち道の真ん中に深い溝ができていて、とても車が入れる状態ではなかった。沢を渡渉するところで一休み。ここからは尾根に向かって幅広いきれいな道を行く。急坂を登り切ればそこが妻坂峠である。峠にはお地蔵様が設置されていたがいつの時代のものだろうか、かなり年代が古そうであった。
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