くろびさん
群馬県を代表する赤城山は、県中央に位置する1200m~1800mの峰々からなる複成火山。最高峰である黒檜山(1828m)を主峰に、なだらかに裾野を広げる山容が美しい山です。登山道には大きな岩の転がる急登や清澄な水をたたえる大沼を眼下に望む展望などがあり、登りがい十分。山頂広場の先には展望台があるので、谷川岳や奥日光連山を見渡すパノラマを楽しみましょう。
南の駒ケ岳をまわって大洞に戻るコースをとれば満足度もアップします。また駒ヶ岳中腹にはアカヤシオが群生していて、5、6月はその見事な咲きぶりを見ようと多くの登山者が訪れます。
赤城山、五輪尾根よりの黒檜山(左)と駒ヶ岳 | 赤城山、秋の大沼と黒檜山 | ブルートレインと赤城山(地蔵岳) |
土日祝日を除き黒檜山登山口への直通バスはありません。バスで行く場合は「あかぎ広場前」バス停から黒檜山登山口まで歩きます。 | |
赤城山には全山にわたり、ツキノワグマが生息しています。冬眠明けの春と、冬眠に備える晩秋には活発に行動するので、特に注意しましょう。 |
アクセス | アクセス 「あかぎ広場前」バス停から黒檜山登山口へ |
コース | 黒檜山登山口→猫岩→駒ヶ岳分岐→黒檜山山頂・展望台→大ダルミ→駒ヶ岳山頂→平場→駒ヶ岳登山口→黒檜山登山口 |
親子 コースタイム |
登りは黒檜山登山口から黒檜山山頂まで1時間30分、黒檜山山頂から駒ヶ岳山頂まで1時間、下りは駒ヶ岳登山口を通って黒檜山登山口まで1時間30分。合計4時間。(休憩含む) |
交通 | 電車は、JR前橋駅から関越交通バス富士見温泉行きに乗り、赤城山ビジターセンター行きに乗り継いで「あかぎ広場前」で下車。土日祝日は前橋駅から赤城山ビジターセンター行きの直通急行バスが運行しています。 車は、赤城インター、伊勢崎インターから県道4号線。またはやや険しいが見晴らしのよい16号線で山頂エリアへ。駐車場は「あかぎ広場前」バス停前や、黒檜山登山口手前にあります。 |
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「赤城山」は山の総称
赤城山は、黒檜山や地蔵岳など複数の山の総称です。中央にはカルデラ湖の大沼や覚満淵があり、火口湖の小沼があります。カルデラ湖とはカルデラにできた湖で、火山活動で凹んだ個所のことです。火口と区別してカルデラと呼ぶことが多いのですが、明確ではありません。日本で最も大きなカルデラ湖は北海道の屈斜路湖ですが、摩周湖や十和田湖、田沢湖をはじめとして、日本には多くのカルデラ湖があります。
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赤城山といえば、国定忠治です。江戸末期に実在したヤクザの親分で、講談をはじめ、芝居や映画などで有名になり、国民的な人気者です。では、芝居の有名なセリフ「赤城の山も今宵限りだ〜」に出てくる鳥は何でしょう。
黒檜山情報 |
赤城山総合観光案内所 Tel. 027-287-8061(4月中旬から11月上旬まで)
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お問合わせ |
日本山岳会 群馬支部 |
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