あきたこまがたけ

秋田駒ヶ岳は、男女岳(おなめだけ・1637m)や男岳(おだけ・1623m)等の総称です。
乳頭山とともに十和田八幡平国立公園南端の名山で、数百種の高山植物の宝庫です。
山頂からは鳥海山や岩手山などの雄大な山並みと、日本一深い湖、田沢湖が一望できます。
秋田駒ヶ岳へは新道コースやシャクナゲコースのほかに、中生保内コースや国見温泉から登るコースもあります。

   
八合目登山口   阿弥陀池分岐   男岳山頂の駒成神社
   
阿弥陀池から男女岳へ   男女岳頂上の一等三角点   田沢湖

秋田駒ヶ岳は6カ所ほどの登山口がありますが、最もポピュラーなコースは八合目から頂上を目指し、焼森を経て八合目にもどるものです。花の山としても知られ、特に6月1日の山開きから夏山にかけては豊富な高山植物が私たちの目を楽しませてくれます。コマクサとニッコウキスゲ、シャクナゲの開花期は素晴らしいです。

6月~10月のマイカー規制中は、アルパこまくさ登山バス停で乗り換えます。
山頂周辺は原生地域として、国立公園の特別保護地区に指定されています。決して踏み荒らさないように注意しましょう。
アクセス JR田沢湖駅 → 羽後交通バス「駒ヶ岳線」駒ヶ岳八合目登山口まで60分。バスは、6月1日から10月31日間の土、日、祝日に運行します。
ただし、6月21日から8月19日は毎日運行します。
コース 八合目登山口 → 片倉岳展望台 → 阿弥陀池分岐 → 男岳 → 
阿弥陀池分岐 → 男女岳 → 横岳 → 焼森 → 八合目登山口
親子
コースタイム
八合目登山口から阿弥陀池分岐を経て男岳まで80分。
男岳から男女岳まで40分。
男女岳から焼森を経て八合目登山口まで80分。
合計 3時間20分(休憩含まず)
交通 ●電車利用
JR田沢湖駅→羽後交通バス「駒ヶ岳線」駒ヶ岳八合目登山口まで60分。

●車利用
アルパこまくさ→羽後交通バス「駒ヶ岳線」八合目登山口まで25分。
アスパこまくさには大駐車場があります。

●その他
秋田駒ヶ岳の山開きは例年6月1日です。
*秋田駒ヶ岳マイカー等規制

マイカー規制実施日
6月1日から10月31日間の土、日、祝日に運行します。
ただし、6月21日から8月19日は毎日運行します。
ホームページ等でご確認ください。

女岳は1970年に噴火

男岳へ続く尾根に登ると南の直下に、黒い火山礫で覆われているなだらかな山容の女岳があります。女岳は1970年に噴火した現役の火山です。9月に山頂からマグマ噴火し溶岩が流出。小爆発を繰り返して数百mの高さまで火山砕屑物を噴き上げ、約4か月続きました。男岳の頂上付近から女岳の溶岩流の跡を眺めることができます。

固有種が多い高山植物

秋田駒ケ岳の山頂周辺には、タカネスミレやコマクサ、チングルマ、エゾツツジなど数百種の高山植物が自生しています。東北地方固有の高山植物も豊かで、「秋田駒ケ岳高山植物帯」として国の天然記念物に指定されています。田中澄江が1995年に発表した『新・花の百名山』でも紹介されています。

駒ヶ岳は、春に、山肌に残る雪が馬の形に見えることから、駒ヶ岳と呼ばれています。では全国に駒ヶ岳はいくつあるでしょうか?

1. 7山

2. 17山

駒ヶ岳(北海道森町・岩手県北上市・秋田県仙北市・秋田県藤里町・山形県高畠町・福島県檜枝岐村・神奈川県箱根町・新潟県村上市・新潟県糸魚川市・新潟県南魚沼市・富山県魚津市・福井県小浜市・長野県伊那市・長野県木曾町)、大駒ヶ岳(青森県新郷村)、下駒ヶ岳(新潟県糸魚川市)、南駒ヶ岳(長野県飯島町)です※。秋田駒ケ岳が見下ろす仙北平野は、秋田を代表する穀倉地帯です。雪形を目安に農作業を始めます。※国土地理院地形図に記されている山

3. 27山

秋田駒ケ岳の麓、生保内(おぼない)地区では、秋田駒ケ岳から吹き降ろす東からの風を何と呼んでいるでしょう。

1. 宝風

生保内地区では、秋田駒ケ岳から吹き降ろす風を宝風と呼びます。宝風は早春の雪解けを促し、夏の病虫害を防ぎ、秋の収穫を早めるからです。東北・北陸の日本海側では、東(山)から吹く風を「だし」「だし風」と呼び、清川だしは、山形県庄内町清川に吹く夏の強風。また、玉風とは冬に北西から吹く暴風のことを呼びます。

2. 玉風

3. 清川だし

駒ヶ岳登山情報

観光情報仙北市→田沢湖高原・水沢・駒ヶ岳エリア
田沢湖町観光協会

 

お問合わせ

太平山観光開発㈱会社 Tel. 018-827-2306
仙北市田沢湖観光情報センター「フォレイク」 Tel. 0187-43-2111

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