せとくらやま
かつての立山の修験道だったルートの最終部分を歩くコースです。
冬季はスキー場のゴンドラリフトが通年運行しているので、これに乗って標高1188mの山頂駅まで行くことができ、そこがスタート地点です。尾根伝いに進むと50〜60分で瀬戸蔵山1320mに到着です。瀬戸蔵山からは、弥陀ヶ原高原、立山連峰のほとんどの山稜を見ることができます。
ここからさらに約60分歩くと、大品山1404mに到着です。
帰りは、ゴンドラ山頂駅まで戻り、帰りのゴンドラに乗るのですが、小学生高学年以上で足腰に自信のある親子でしたら、帰りに瀬戸蔵山から竜神ノ滝、百間滑、粟巣野スキー場経由で2時間で下りることができます。
マメ科の植物 | 富山県では珍しい白樺 | 遠く立山を遠望する | ||
展望台で視界が開ける | 大品山山頂 | ブナの純林が美しい |
ゴンドラ山麓駅周辺:立山山麓家族旅行村というコテージや芝生広場があり、スポーツ、キャンプ、バーベキュー等ができます。大きな無料駐車場があります。
瀬戸蔵山手前の広場:瀬戸蔵山手前のブナの純林で占められている雰囲気のいい場所があります。遊具はありませんが、子どもが走り回ったり創造力を働かせて楽しめると思います。
大品山山頂:大品山山頂から1分程の所に大きな広場があり、ダケカンバ林の中に富山県では珍しい白樺の大木があります。
竜神ノ滝、百間滑など近くに見所は多いが、滑りやすい箇所もあります。足元には十分注意してください。 |
アクセス | ゴンドラ山麓駅(560m)〜山頂駅(1188m) 8分〜10分 山頂駅〜瀬戸蔵山(せとくらやま) 50分〜60分 瀬戸蔵山〜大品山(おおしなやま) 50分〜60分 下り 大品山〜瀬戸蔵山 50分 瀬戸蔵山〜山頂駅 40分 ゴンドラ山頂駅〜山麓駅 8分〜10分 下り別ルート 大品山〜瀬戸蔵山 50分 瀬戸蔵山〜龍神ノ滝・百間滑 60分 竜神ノ滝・百間滑〜山麓駅 60分 |
コース | ゴンドラ山麓駅→瀬戸蔵山→大品山 |
親子 コースタイム |
登り 大品山まで約1時間30分 下り約1時間20分 |
交通 | ●電車利用 富山地方鉄道立山線で立山駅へ。そこからゴンドラ山麓駅へ。 |
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槍ヶ岳を開山した播隆上人
播隆上人は、江戸時代後半に富山市河内(旧大山町河内)に農家の次男として生れました。浄土宗の僧侶になり、1823年(文政6年)、北アルプスの笠ヶ岳を再興し、1828年(文政11年)に槍ヶ岳を開山しました。1840年(天保11年)には、信徒により槍ヶ岳山頂に鉄鎖がつけられています。
日本最大の恐竜足跡化石産地
大山地域(旧大山町)は日本最大の恐竜足跡化石産地として知られています。ジュラ紀から白亜紀(2億年前〜6500万年前)の地層である「手取層群」という地層があり、1995年(平成7年)には、1カ所で300個以上の足跡化石が見つかりました。アンキロサウルス類足跡化石や恐竜歯化石,翼竜足跡化石のほか,脊椎動物の骨化石など貴重な化石が数多く発見されました。
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瀬戸蔵山の近くにある鍬崎山には、戦国時代に富山城城主が隠したという埋蔵金の伝説があります。では、以下の3つの中で実際に発見された埋蔵金はどれでしょうか。
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1963年(昭和38年)に東京都中央区のビル改築工事現場で、江戸時代の天保小判1900枚と天保二朱金約78000枚が発見されました。江戸時代にここで酒問屋を営んでいた鹿島清兵衛が埋めたものであることがわかり、子孫に返還されています。
瀬戸蔵山のある大山町には、大山地域で業績を残した三賢人として、宇治長次郎、金山穆韶、播隆上人をあげています。さて、宇治長次郎は何をした人でしょう。
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宇治長次郎は、陸軍陸地測量部の柴崎測量隊を案内して、剱岳に測量登山として初登頂をしました。「剱岳 点の記」という映画にもなりました。その後も冠松次郎を案内して、前人未踏だった黒部峡谷などを訪れています。また彼は、日本山岳会の会員でもあります。
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