もんじゅさん

文殊山(365m)は越前五山の一つで、そのほぼ中央に位置し、越の大徳と呼ばれた泰澄大師ゆかりの山です。花や紅葉が素晴らしく、四季を通じて福井県民に親しまれています。ハイキングコースはここで紹介する二上コース以外にも福井市・鯖江市からたくさんあって、それぞれに違った趣きの登山が楽しめます。

   
二上駐車場方面からの文殊山。左から小文殊、大文殊、奥ノ院   小文殊(室堂)の天狗杉と室堂(聖観音菩薩を祀る)。トイレと休息舎がある室堂は小文殊と呼ばれ、広場の一角にはご神木の天狗杉と室堂がある   展望台と休息ベンチ
   
カタクリ群生地   カタクリは3月下旬から4月上旬にかけてきれい。数ヵ所の群生地がある   胎内くぐり

特に子ども向けの施設はありませんが、多くの植物の名前が付けられた、自然学習園です。
小文殊の広場では、イベントが開催されることが多く、休日には、四季を通じて親子連れが多く訪れます。

冬は天候と雪の状況を見て、防寒と足元に注意してください。
雨のあとは、坂道で転倒する人が多いので、ストックがあればより安全です。
年によっては、クマが出ることもあります。またマムシやスズメバチにも注意が必要です。
アクセス 登山口は福井市、鯖江市から10ヵ所あります。一般に自家用車利用ですが、JR利用の方は、大土呂駅から半田コース、北鯖江駅から橋立コースの登山口が近くおススメ。
コース (大文殊山頂まで):二上コース 1時間、大村コース 1時間10分、半田コース(大土呂駅から)1時間30分、橋立コース(北鯖江駅から)2時間15分
親子
コースタイム
大文殊山山頂まで登り1時間15分、下り1時間
交通 ●車利用
マイカーの場合、福井から国道8号を鯖江に向かい、大土呂交差点を左折。県道208号を大村へ向かう。

白山は越前の山?

越前五山とは、越知山、日野山、文殊山、吉野ヶ岳、白山を指します。泰澄大師が修業し、また開山した山とも伝えられています。白山は古来、越の白山(しらやま)と呼ばれ、越前の山でした。江戸時代には幕府直轄領で、実質平泉寺が仕切っていました。福井から望む姿は美しいのですが、その山頂は石川県にあります。

白山は修行の場

白山は、「越の大徳」とも呼ばれた泰澄大師が、717年(養老元年)に開山したとされています。以後、山岳修行の霊場、聖地として発展しました。加賀禅定道、越前禅定道、美濃禅定道という登山道は、修行僧が使った参詣の道で、多くの伝説が残されています。

越前五山とは、白山、越知山、文殊山、吉野ヶ岳、日野山をいいます。この中でもっとも高いのは白山ですが、一番低いのはどれでしょうか。

1. 吉野ヶ岳(蔵王山)

2. 文殊山

白山2702m、日野山794.8m、越知山612.8m、吉野ヶ岳547m、文殊山366mです。越知山は泰澄が修行した山で、それ以外は泰澄が開山したとされる山です。

3. 越知山

白山は開闢以来、修験道の修験の場となっていました。江戸時代、白山の領有はどこだったでしょう?

1. 越前藩

2. 加賀藩

3. 幕府

加賀国の白山寺白山本宮、越前国の霊応山平泉寺、美濃国の白山中宮長滝寺が争いをつづけていたため、1668年(寛文8年)に 江戸幕府が地元の藩主から白山周辺の土地を取り上げ直轄領としました。その後1871年(明治4年)に行われた 廃藩置県で、白山周辺の土地は石川県に属するようになりました。

三角点は測量をするために、山頂などに設置されたものです。では、文殊山の三角点はどこにあるでしょうか?

1. 小文殊

2. 大文殊

3. 奥の院

大文殊よりも低く、眺めもよくありませんが、2等三角点は奥の院にあります。

文殊山情報

さばかん(鯖江市観光公式サイト)
文殊山のお花たち

 

お問合わせ

日本山岳会 福井支部 Tel. 0776-26-6858

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