くどじやま

久渡寺山(663m)は、弘前市街の南西に位置し、登山口には津軽三十三観音霊場の第一番札所である観音堂があり、多くの参拝者も訪れます。
久渡寺山全山207haは弘前市制80周年(1969年)を記念して「子どもの森」としてオープンし、登山道が整備され、ビジターセンターやキャンプ場等が作られました。春夏秋冬、老若男女が気軽に楽しめ、高低差約460m山頂まで往復約4kmで、縦走のほかにもコースがいくつか選べます。登山口付近はスギ林、登るにつれブナ林、ヒバ林と変化し、四季折々の動植物との出会いがあります。また登山口にあるビジターセンターでは、登山路情報や展示等での学習もできます。

   
スタート・ゴール 久渡寺入り口   ビジターセンター   お弁当広場(水場や簡易トイレもあり、ゆっくり休憩できます)
   
久渡寺山山頂   岩落山山頂   新国見台

コース説明

ブランコなどの遊具は古くなっているので使用禁止のものもあります。
カモシカの道は急登です。雨の日の下りは危険ですので、特に注意が必要です。
岩落山からの旧太陽の道(ライオン岩方面)は、現在、子どもの森の管轄外で表示等の整備もありません。
アクセス JR弘前駅前弘南バス8番乗り場(久渡寺線55) → 終点久渡寺(約40分1日に7便、日祝は5便)
コース 駐車場(バス停) → ビジターセンター(トイレ有り) → 遊びの森 → お弁当広場 → 久渡寺山山頂 → 岩落山山頂 → 新国見台 → 国見台 → 駐車場
親子
コースタイム
登り1時間20分、下り1時間30分、計2時間50分(休憩含まず)
交通 ●バス利用
平日は弘前バスターミナル始発7:30で1日7便ありますが、日祝は5便しかありません。 
バスは弘前駅前でも乗車できますが、便数が少ないので時刻を事前に確認してください。
 
●自家用車
バス停終点久渡寺付近に、大小2ヵ所の駐車場があり計60台は駐車可。利用時間8:30〜17:00(小駐車場は〜16:30)

オシラ様を着飾りお祈りをします

久渡寺山にある久渡寺では毎年5月にオシラ様のお祭りが行われます(王志羅講とか大白羅講と書きます)。家や村にまつっていたオシラ様を寺に持参し、新しい着物を着せて印を押してもらい、お祈祷やイタコによる御詠歌詠唱などをしてもらいます。オシラ様というのは養蚕や農業の神様で、東北地方を中心とした信仰です。国の無形文化財に指定されています。「千と千尋の神隠し」では大根のような姿で出てきます。

弘前のお祭りは「ねぷた」?「ねぶた」?

1980年に国の重要無形民俗文化財に指定された際、弘前が「ねぷた」、青森が「ねぶた」と使い分けることに決まりました。しかし、いまでもどちらも「ねぷた」「ねぶた」の両方で呼んでいます。また、弘前ねぷたは扇の形をしていますが、明治以前には、青森ねぶたのような人形型も多くありました。

久渡寺には円山応挙(まるやまおうきょ)という江戸時代の有名な画家が描いたとされる掛け軸があります。さて何を描いているでしょうか?

1. 怪獣

2. 幽霊

応挙の幽霊画は、病気の妻を描いたといわれ、寺では妻の命日の旧暦5月18日に公開しています。公開すると雨が降るともいわれています。足のない幽霊を描き始めたのが応挙だという説がありますが確かではありません。落語には「応挙の幽霊」という噺があり、幽霊が掛け軸から出てきて酔ってしまいます。

3. 河童

久渡寺山のある弘前市のサッカークラブチームはブランデュー弘前FCです。さて、「ブランデュー」とは、何からつけた名前でしょうか?

1. ねぶた祭り

2. 弘前城

3. 白神山地

ブランデューとは、フランス語の「白=ブラン」と「デュー=神」をくっつけた造語です。白神山地の白神と言う意味で、スポンサーには一般財団法人白神山地財団もあります。2012年に設立し、東北社会人サッカーリーグ2部北ブロックに所属していて、Jリーグ加盟を目指しています。

久渡寺山情報

弘前市こどもの森のページ

 

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