ひがしねやま
東根山(928.4m)は、JR東北線紫波中央駅の西に望む台形の山。その形から地元では「こたつ山」ともいい、四季を通じて登山者でにぎわいます。紫波三山縦走の南口としても利用されています。山麓には温泉、名水、由緒ある神社、ダムがあり、散策やいこいの場として家族で楽しめます。
志和稲荷神社 創建・1057年(天喜5年) | たわわに実る「ラ・フランス」 洋梨、ぶどう、りんごの産地です |
山の神石碑 むかし、山人の守神 |
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春・道端に咲くカタクリ 白花カタクリは珍しい |
秋・透き通るような黄葉はみごと |
冬は根雪になりますが、登山者が入っていることが多く、雪山初心者の体験にはうってつけです。 | |
めったに遭うことはありませんが、ツキノワグマ、日本カモシカ、タヌキ等の生息域です。鈴、ホイッスル等を持参しましょう。 |
アクセス | (1)JR東北線日詰駅からラ・フランス館行き路線バスがあります。 (2)東北自動車道紫波ICから西方4キロ。 |
コース | ラ・フランス温泉館駐車場 → 一ノ平 → 二ノ平 → 蛇石展望台 → 山頂広場 → 東根山頂上(一等三角点) |
親子 コースタイム |
ラ・フランス館駐車場(70分)一ノ平(30分)二ノ平(30分)蛇石展望台(30分)山頂広場(10分)東根山頂上(一等三角点) |
交通 | ●電車、バス利用 JR東北線日詰駅〜ラ・フランス温泉館(岩手県交通、15分) ●車利用 東北自動車道紫波ICからラ・フランス館4キロ。 |
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志和稲荷神社
志和稲荷神社は、志和のおいなりさんと仰がれ、全国から多くの参拝者が訪れる有名な稲荷神社です。1057年(天喜5年)に源頼義(みなもとのよりよし)が安倍一族征伐のため、京の伏見稲荷神社から神様を呼んだものです。境内には樹齢千年という「稲荷山大杉」があり、長寿を祈って白キツネの白毛を根本から探す風習があります。
白いキツネのミイラがある志和古稲荷神社
志和稲荷神社の近くに志和古稲荷神社があります。1954年の台風で、御神木大杉が倒伏したとき、土の中から「白きつねのミイラ」が出現。現在、御眷属(けんぞく)社の中に「白いきつねのミイラ」が安置されているといいます。
むかしを感じる山の神の石碑
登山道中腹の山頂側斜面に、「山」と刻まれた小さな石碑があります。もう少し先に分岐があって、ひとつは東根山頂に登る道、もうひとつは西側に下り、むかし集落があった山王海ダムに行く道になっています。その人たちが町と往来する古道のひとつでした。交易のために集落を通る人も多かったに違いありません。その人たちにとってここが一息を入れる所で、山の守り神である山の神さんの石碑を建てて安全を祈りました。さらにこの山は炭焼きが盛んに行われ、猟や山菜採りなどの人たちもこの石碑に祈ったのだと考えられます。
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蛇石の名前の由来は?
紫波三山とは?
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紫波町、矢巾町、雫石町、盛岡市に連なる山を紫波三山といいます。南から、東根山 ( 928.4m ) 、南昌山 ( 848m ) 、箱ヶ森 ( 866m )で、地元の人はこの三山を見て天気を判断しました。
東根山情報 |
紫波町役場 Tel. 019-672-2111(代)
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お問合わせ |
日本山岳会 岩手支部 |
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