しらたかやま
白鷹山(994m)は山形市の西にあり、山麓には湖沼などがあって県立公園として市民に親しまれています。100 ~ 80万年前に活動した火山で、白鷹山は白鷹火山群の外輪山の主峰です。ところどころに溶岩や溶岩ドーム、火砕岩などを見ることができます。昔から、農業や養蚕の神として崇められ、山頂には虚空蔵尊神社があります。
白鷹山 | 白鷹山登山口 | 気象レーダー施設 |
時間があったら山頂からレーダー雨量計まで往復してみよう(約40分)。展望がよく、一等三角点もある。 | |
大平口から山頂へは神社の参道になっていて、途中「うがい場」という水場がある。 |
アクセス | JR奥羽本線山形駅からタクシーで嶽原登山口 |
コース | 嶽原登山口 → 白鷹山山頂 → 放牧場分岐 → 大平口 → 嶽原登山口 |
親子 コースタイム |
嶽原登山口から白鷹山山頂まで1時間、白鷹山山頂から放牧場分岐、大平口を経由して嶽原登山口まで1時間10分 合計2時間10分 (休憩時間など含まず) |
交通 | ●電車利用 JR奥羽本線山形駅からタクシーで嶽原登山口。帰りは大平口にタクシーを呼んでおくこともできる。 ●車利用 JR奥羽本線山形駅から嶽原登山口まで約1時間。県道17号線「県民の森」手前から大平・嶽原方面に入ると大平入口に看板があります。 *その他の登山口に、萩野登山口(山頂まで約1時間30分、最寄駅は荒砥駅)、中山登山口(山頂まで約1時間、最寄駅は荒砥駅)、礫石登山口(山頂まで約1時間30分、最寄駅は山形駅)、白鷹トンネル表参道登山口(山頂まで約40分、最寄駅は荒砥駅)などがあります。 |
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上杉鷹山(うえすぎ ようざん)の名前は白鷹山からとった
江戸時代において名君として知られる上杉鷹山。鷹山という名前は白鷹山からとったと言われています。ただし「鷹山」は隠居後の名で、上杉治憲(うえすぎ はるのり)が、米沢藩第9代藩主だったときの名前です。財政難だった米沢藩を立て直し、藩の学校を再興して藩士・農民の身分のへだてなく学問を学ばせました。
白鷹山の名前
雪で白くなった山の姿が、羽を広げた鷹に見えることから名づけられたといいます。伝説では、奈良時代の高僧、行基がこのあたりにきたときに白い鷹が飛んできて虚空蔵菩薩が現れたため、行基は山頂に虚空蔵菩薩を祀って、この山を白鷹山という名にしたとあります。
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白鷹山で行われる虚空蔵尊の例祭で、2014年に上杉鷹山の「伝国の辞」碑の除幕式が執り行われました。さて、「伝国の辞」碑と同時にある人物の碑の除幕式もありました。さてだれの碑でしょうか?
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「伝国の辞」碑は、鷹山が家督を譲るときに示した教えを記したものです。副碑には、「上杉鷹山の称賛者」だったケネディ元大統領の演説を記してあり、キャロライン・ケネディ大使のサインも刻まれています。
白鷹山情報 |
山辺町役場 Tel. 023-667-1111
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お問合わせ |
日本山岳会 山形支部 |
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