たかすずさん
高鈴山(623m)は、阿武隈高地の南部の主峰です。阿武隈高地はそのむかし海底で堆積した古い地層が持ち上がったもので、高鈴山に登るルートの途中にある御岩山では5億年前の岩を見ることができます。高鈴山の山頂には、レーダー雨量観測塔や電波中継塔などがいくつも立っていて基地のようです。展望台からは360度のパノラマが広がり、太平洋や筑波山、那須連山が見渡せます。
トンネルの西の駐車可能地 | 旧道の奥を右折し登山道へ | 玉簾へ行く道との分岐点 | ||
あずまや | 高鈴山頂、反対側は雨量観測所 |
田中澄江「花の百名山」でセンブリの鑑賞できる山として紹介されました。 |
アクセス | JR日立駅(日立電鉄バス) → きららの里前(約30分) |
コース | 奥日立きららの里 → 高鈴山登山口 → 御岩山 → 向陽台分岐 → 高鈴山山頂 |
親子 コースタイム |
きららの里バス停から高鈴山登山口まで 登り1時間、下り50分 合計1時間50分(休憩時間など含まず) |
交通 | ●電車・バス利用 JR常磐線日立駅から日立電鉄バスで東河内行きに乗り、きららの里前で下車します。 ●車利用 常磐自動車道日立中央ICより県道36号線経由 約10分 |
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御岩山は5億年前の地層
日立周辺は日本に存在する最古の地層の上にあります。御岩山山頂でも約5億年前のカンブリア紀の地層を見ることができます。1993 年に完成した十王川の十王ダムも5億年前の地層を利用して作られました。ダムの発電所脇や十王パノラマ公園、鞍掛山霊園などでも5億年前の岩を見ることができます。
日立鉱山は日本を代表する銅山だった
高鈴山付近ではそのむかし銅が採掘されていました。江戸時代には赤沢銅山といわれていましたが、明治時代になって日立鉱山と改名し、銅と硫化鉄鉱を産出する日本屈指の銅鉱山になりました。7,000余人が住み鉄道も引かれていましたが、1981年に閉山しました。鉱山本坑跡にある日鉱記念館で当時のようすを見ることができます。なお日立製作所は、日立鉱山の修理製造部門から発展したものです。
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十王ダムのそばに十王パノラマ公園があります。5億年前の変成花崗岩でできていて、名物の展望台があります。さてこの展望台、何の形に作ったものでしょうか?
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十王パノラマ公園にはUFOをイメージした展望台があります。十王ダムに隣接する公園で、展望台からは太平洋や阿武隈高地の山やまなど360度の景色を見ることができます。桜の名所でもあります。入園料は無料です。
高鈴山情報 |
日立電鉄バス神峰営業所 Tel. 0294-21-5245
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お問合わせ |
日本山岳会 茨城支部 |
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