にほんこくやま
日本国(555.4m)は新潟・山形県境に位置し、山名の由来は、日本国と蝦夷地との境にしたこと、狩りの名人がみごとな鷹を生け捕り庄内藩に献上したところ、「捕れた山は今後、日本国と名付けよ」と言われたなどいろいろ説のある山です。登山口の小俣集落は、出羽街道の宿場街として出羽三山への参拝者など多くの往来がありました。樹林に覆われ整備された登山道は、夏でも快適に楽しむことができます。毎年5月5日は山開き登山があります。
小俣口 | ラジューム清水 | ブナ林の登山道は快適 | ||
ヤマボウシ | 山頂で大休憩 | 標識の前で「ハイポーズ」 |
コース説明
登山シーズンは4月〜11月です。春の新緑と紅葉は圧巻です。 | |
クマ除けの鈴等は必携です。 | |
ラジューム清水は水量が少ないので、水は持参しましょう。 |
アクセス | 車利用が便利 |
コース | 小俣口コース → ラジューム清水 → 松ヶ峰 → 沖見休憩所 → 蛇逃峠 → 山頂 蔵王堂コース(急登) → 蛇逃峠 → 山頂 |
親子 コースタイム |
小俣口 登り1時間30分 下り1時間 合計2時間30分(休憩含まず) 蔵王堂口 登り1時間20分 下り1時間 合計2時間20分(休憩含まず) |
交通 | ●電車利用 JR羽越本線府屋駅から8km、タクシー利用 ●車利用 国道7号線府屋から8km、駐車場は旧小俣小学校前20台、蔵王口5台 |
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日本海に神聖な原始の林
日本国(山)の西、日本海に面した小高い山の山頂に筥堅八幡宮社叢(はこがたはちまんぐうしゃそう)があります。神の山としてあがめられていたため原始林におおわれたままです。カヤ・アサダの大樹は県内一と言われて、国の天然記念物に指定されています。境内には「龍燈(りゅうとう)の杉」という巨木があり、龍宮からあがる燈明が梢に光輝くのだと言い伝えられています。
「日本」っていつつけられた名前?
じつは、日本の国号を「日本」とか「日本国」だと定めた法令はありません。むかしは日本は「やまと」と呼ばれていました。 「魏志倭人伝」などの中国史書では「邪馬臺」、『古事記』や『日本書紀』では「倭」や「日本」と書かれています。「日本」が「にほん」と読まれるようになるのは7世紀後期だと言われていますが、正確にはいつ「やまと」が「日本(にほん、にっぽん)」になったかもよくわかっていません。
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日本国山の標高は555mです。そのため山開きを5月5日に行っています。さてこの山開きに参加して山頂まで行くと何かをもらえます。何でしょうか?
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日本国の登山道整備などを行う「日本国を愛する会」が証明するもので、山開きの日に発行しています。そのほか山開きの日には小俣集落でイベント「小俣宿でいっぷく」なども行われます(2014年実施)
村上市には村上大祭という有名な祭りがあり、19台の「おしゃぎり」(山車)が町を練り歩きます。さてこの「おしゃぎり」にはいろいろな「乗せ物」が乗っています。さて次の中で実際の「おしゃぎり」にあるものはどれでしょう?
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布袋は七福神のひとりです。そのほか、大阪の住吉大社とか、鯛に乗った恵比寿、猩猩(しょうじょう)という中国の伝説の生き物、費長房(ひちょうぼう)という小さな壷に住む中国の仙人、「諫鼓(かんこ)に鶏」の鶏などユニークな「乗せ物」が乗っています。繊細な彫刻や金箔を施した豪華な山車で、毎年7月6-7日に行われ、多くの人でにぎわいます。
日本国情報 |
村上市役所 山北支所
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お問合わせ |
日本山岳会 越後支部 |
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