すいはほう
翠波峰(890m)には東峰と西峰のふたつの峰があります。たいへん美しい山で、菜の花やコスモス、桜など季節季節の花で山麓がおおわれます。また山頂からの展望も素晴らしく、展望台がいくつもあって、眼下の瀬戸内海はもとより、金砂湖(きんしゃこ)から雄大な四国山地まで 360度の大パノラマが楽しめます。車でも登れる山ですが、下から歩くとまた楽しいですよ。
金砂湖を見る | 翠波高原の菜の花畑 | 山頂から |
頂上近くにカナクギノキの生長でできた「神割石」がある | |
翆波高原にはフィールドアスレチックがあるよ |
アクセス | JR予讃線伊予三島駅から徒歩 |
コース | 登山口 → 松尾城跡 → アヤメ池 → 水波権現 → 翆波峰東峰 → 西峰 → 翆波高原入口 |
親子 コースタイム |
登山口から松尾城跡までは登り20分。松尾城跡から翆波峰東峰までは登り1時間40分。東峰から西峰は10分。西峰から翆波高原入口までは下り50分。合計の歩行時間は3時間。(休憩時間など含まず) |
交通 | ●電車利用 JR予讃線伊予三島駅から国道319号線を南に徒歩30分ほど行き、松山自動車道をくぐると松尾城跡の案内表示があるので、それにしたがっていく。 せとうちバス「翠波高原入口」発のバス せとうちバス別子支所行き「翠波高原入口」下車徒歩45分 ●車利用 三島川之江ICもしくは国道11号線から319号線に入って松山自動車道をくぐって側道を右折。松尾城跡の案内表示から100m先に登山口の看板がある。 |
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水の神・水波権現をまつる水波神社
翆波峰はむかしから水の神である水波権現がまつられ、人々に崇拝されていました。この地方はむかしから水不足に悩まされ、水波権現に雨乞いをしていました。 毎年、旧暦の6月14日から3日間の「お峯まつり」が行われ、「水波念仏踊り」を踊ります。
金砂湖は水不足で造ったダム
翆波峰から金砂湖(きんしゃこ)が見えます。柳瀬ダムによってできた人造湖で、水不足を補うために作られました。金砂という名は、1300年以上前にこの付近で砂金をとっていたため名づけられました。ダムの底には柳瀬集落が水没しています。
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翆波峰は法皇山脈のほぼ中央にあります。法皇山脈の北側には並行して中央構造線があります。さて、中央構造線とは何でしょう?
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断層の大きなものを構造線と呼びます。中央構造線は関東から九州へ、西南日本を縦断する断層で、日本列島ができたときにできた断層です。日本列島ができるとき、アジア大陸に太平洋側のプレートがもぐり込みました。その接触面が中央構造線です。地質がもろく、多くが谷になっているため、古代から交通路として利用されてきました。
翆波峰情報 |
四国中央市観光交流課 Tel. 0896-28-6187
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お問合わせ |
日本山岳会 四国支部 |
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