つるぎさん
名前は剣山でも山頂はとがっていません。平家の武者が馬の訓練をしていたと言われるくらい、ゆるやかな広い山頂で、石鎚山や土佐湾まで見える大絶景が広がります。剣山は信仰の山で、いくつもの神社や修行をするための行場があります。大剣神社には名前の由来のひとつである巨大な剣のような形をした「御塔石」が祀られています。登りは登山リフトを使います。リフトの終点、西島からだと40分ぐらいで山頂です。
剣山の次郎筏 | 剣山山頂の枯木 | 山頂から。一の森への尾根 |
巨大な剣の岩がある大剣神社を通ろう。 | |
「御塔石」の真下には湧き水が出ている。日本名水百選に選ばれた「剣山御神水(つるぎさんおしきみず)」だ。 |
アクセス | 徳島市から見ノ越まで車で約2時間30分 |
コース | 見ノ越駐車場 → (登山リフト) → 西島 → 大剣神社 → 山頂 → 刀掛ノ松 → 西島 → 見ノ越上 |
親子 コースタイム |
見ノ越駐車場から西島まで登山リフトで15分。西島から山頂まで40分の登り。山頂から下り30分で西島へ。西島から刀掛ノ松を経て見ノ越までの下りは40分。合計の歩行時間は1時間50分(休憩時間など含まず) |
交通 | ●電車・バス利用 JR貞光駅 → 見ノ越(四国交通バス)(夏期のみの運行)1時間40分 JR穴吹駅 → 見ノ越(美馬市営バス)(夏期のみの運行)2時間25分(乗換あり) 池田バスターミナル → JR大歩危駅→久保→見ノ越(四国交通バス・三好市営バス)(夏期のみの運行)2~3時間(乗換あり) JR貞光駅からタクシーで見ノ越(1時間20分) ●車利用 徳島道美馬ICから国道438号を南下し、見ノ越まで約1時間40分 徳島道井川池田ICから国道32号 |
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ミヤマクマザサが広がる山頂
山頂はミヤマクマザサなどが繁る広大な草原です。登山者によって荒らされたため、木道が設置されました。剣山の周辺の山々をはじめ、北にある塔丸から赤帽子山、西にある三嶺から天狗塚の先までもミヤマクマザサにおおわれています。しかし近年、シカによる食害が増加し、対策にのりだしています。
撤去されないで残っている剣山測候所
剣山の山頂には、気象観測を行う測候所がありました。1943年、富士山に次いで日本で2番目に高い標高にある測候所として設置されましたが、観測技術が進んだため2001年に廃止されました。まだ建物や外の観測機器が残っているので見ることができます。富士山の測候所ではNPO法人「富士山測候所を活用する会」が、施設を借用して研究活動を行っています。
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剣山には平家の伝説が残っています。ふもとの三好市の祖谷には、幼い安徳天皇と平教経(たいらののりつね)の一行が逃れ住み平家再興を画策したというものです。さて『平家物語』では、安徳天皇はどこ亡くなったのでしょうか?
剣山情報 |
那賀町役場木沢支所 Tel. 0884-65-2111
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お問合わせ |
日本山岳会 四国支部 |
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