かざしやま
風師山(かざしやま)は北九州市門司区、関門海峡に突き出た企救(きく)半島の先端にあります。風師岩頭(かざしがしら)、風師山、風師南峰の3つの峰があり、山頂からは、眼下の関門海峡に巌流島や関門橋、さらには周防灘や玄界灘の絶景を見ることができます。北九州市民に親しまれて、全山が公園になっています。
また、矢筈山(やはずやま)の山頂はキャンプ場になっており、明治時代に築かれた旧陸軍の堡塁跡や兵舎、弾薬庫の建物がむかしのままに残されています。キャンプ施設として利用されているため、実際に手を触れ中を見ることができます。
「ガイドマップ(平成25年3月門司区役所総務企画課発行)」参照
赤レンガの九州鉄道記念館
JR九州が九州の鉄道の歴史資料を展示している。SLなど古い車両の展示や運転台の模擬操作もあり、マニアの方や子供さんにはぜひ見学してほしい施設
矢筈山キャンプ場
明治時代(日清戦争前)に当時の清国艦隊の来襲に備え、陸軍が構築した下関要塞の保塁跡である。当時の兵舎や弾薬庫の建物がそのまま保存されており、現在は北九州市の管理下にあり一部はキャンプ場の施設として活用されている。上水道も設置されており市民の快適な憩いの場所である
小森江子どものもり公園
シイ、カシなどの自然の森を利用した施設が整備され、貯水池の堰堤、水門が残り、夏は草ソリ広場を楽しめ、親子連れに人気がある
門司港駅はレトロの街 関門海峡を鋏み、対岸は下関渡船もある |
九州鉄道記念館は、門司港駅から5分、九州の鉄道の歴史が展示されている | 清滝公園は風師山の登山口にある | ||
自然石に高浜虚子の句が彫られている | 風頭山頂には、日本山岳会の元会長槇有恒のマナスル登頂後に来登した記念碑がある 山頂は364メートル |
風頭山頂は、対岸の下関火の山、関門橋、彦島、巌流島、小倉の町も見える | ||
小森江子供のもり公園は貯水池の跡地が公園と利用されている | 風師山コースの案内が表示されている | 登山口は、国道の交差点にあり、バス停も近い、JR線も歩いて15分ぐらい |
風師山から矢筈山への登山道は途中、小森江駅への下山道が数カ所ある。行先表示もあるのでコースを選択することもできる | |
ハチ、ヘビ、有毒植物(ウルシ、ハゼノキ)などがあるので触れないようにしましょう |
アクセス | 風師山へは、JR鹿児島本線門司港駅下車後、山手方面の九州鉄道記念館前を歩いて、門司掖済会病院横から山手方面の清滝公園方面を目指す。 矢筈山へは、JR鹿児島本線小森江駅下車後、国道3号線の門司港方面に歩いて、小森江登山口から小森江子供のもり公園を目指す。 [駐車場] 風師山展望台駐車場は、約20台。 矢筈山キャンプ場へは車原則乗り入れ禁止。小森江子供のもり公園には駐車場あり。 [トイレの利用できる箇所] 清滝公園上部、風師山展望台、矢筈山キャンプ場、小森江子供のもり公園 |
親子 コースタイム |
門司港駅(30分) → 清滝公園(60分:自然歩道経由) → 展望台(20分) → 風師山風頭(かざがしら)(10分) → 風師山(20分) → 矢筈分岐(60分) → 矢筈山(60分) → 小森江バス停 歩程:約8.5km、約5時間30分(休憩・昼食タイムを含む) |
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むかしの巌流島はいまの6分の1
宮本武蔵と佐々木小次郎がここで決闘をしました。1612年(慶長17年)4月13日と言われますが、いくつか説があって確かではありません。負けた佐々木小次郎の剣術流派「巌流」から巌流島と呼ばれるようになりました。正式な名称は船島で、当時はいまの6分の1の大きさでした。
関門海峡は歴史の舞台
関門海峡は、本州の下関市と九州の北九州市との間にある海峡です。下関の旧名である馬関と、門司からつけられました。治承・寿永の乱の最後の戦いとなった「壇ノ浦の戦い」、また幕末に長州藩とイギリス・フランス・オランダ・アメリカとの間に起きた「下関戦争(馬関戦争)」など、いくつもの歴史的な舞台となりました。本州と九州の間にある海峡を大瀬戸(おおせと)、彦島と本州の間にある海峡を小瀬戸(こせと)または小門(おど)海峡といいます。また最も狭い、壇ノ浦と和布刈の間は早鞆の瀬戸(はやとものせと)といいます。
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下関には「火の山」という山があり、山頂には公園や展望台などがあります。さて、なぜこの名がついたのでしょうか?
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むかし山頂にはのろし台があり、海上や対岸の状況をふもとにつたえていました。明治時代から太平洋戦争までは要塞として山頂には砲台が置かれていました。火の山公園の展望台からは、関門海峡周辺の景観をはじめ玄界灘や周防灘まで望むことができ、大パノラマを楽しむことができます。桜やツツジの名所しても有名です。
風師山情報 |
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お問合わせ |
北九州市門司区役所 総務企画課 Tel.093-331-1881(内線260) 日本山岳会 北九州支部 |
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