しらとりやま
白鳥山(1,363.1m)は、霧島火山群で、えびの高原から百(びゃく)紫(し)池、六(ろく)観音(かんのん)御(み)池、不動(ふどう)池の三つの湖が一体となり、春夏秋冬それぞれの趣が異なり、自然研究路として整備され、変化と詩情にあふれる湖畔のハイキングコースです。
山頂からは、三つの火口湖を見下ろすことができ三つの湖水は、火山特有の青緑色で太陽の光で一日に七変化します。
ただ、平成23年の新燃岳の噴火に続き、硫黄山の火山活動が高まっています。周囲1kmが立ち入り規制になっています。六観音御池展望台で往復するようにしてください。白鳥山は、立ち入り禁止(規制)にはなっていませんが、登山を安全に楽しむために、噴火レベルなどチェックしておきましょう。
白紫池を背に白鳥山 | 登山道を飾るノリウツキ | 赤松並木の登山道 |
コース説明
九州脊梁山脈のひとつで原生林に覆われ、貴重な自然が残されています。自然を傷つけないように歩きましょう。 |
アクセス | JR小林駅から宮崎交通バスでえびの高原まで52分 九州自動車道えびのICから自家用車で35分 宮崎自動車道小林ICから35分 |
コース | えびの高原バス停 ←→ 展望所 ←→ 白紫池分岐 ←→ 二湖パノラマ展望所 ←→ 白鳥山山頂 ←→ 北展望所 ←→ 六観音御池展望台 (→ 甑岳分岐 → 不動池 → えびの高原バス停) |
親子 コースタイム |
六観音御池展望台まで往復2時間55分 |
交通 | ●電車・バス利用 行き・宮崎交通バス〜10:25小林駅営業所発〜11:17えびの高原着 帰り・宮崎交通バス〜14:20えびの高原発〜15:42小林営業所着 ●車利用 えびの高原:自然公園財団管理の駐車場(約200台収容)あり |
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白鳥となった日本武尊
六観音御池(ろくかんのんみいけ)で性空(しょうくう)上人(947~963年、天暦~応和)が修行しているときに「日本武尊(やまとたけるのみこと)」の霊が白鳥に変じて姿を現したという伝承によります(三国名勝図会)。性空は霧島で修行中に白鳥神社・六観音堂を創建したとのこと。白紫池(びゃくしいけ)は湖面標高1,270mは霧島火山群の湖で最も高く、直径約250m、水深は約1mで、昭和63年ころまで南九州誰一の天然スケートリンクが開かれていました。
六観音御池は、直径約400mの円形で水深は約30m、池の南ある不動(ふどう)池は、直径約200m水深は約9mあります。絶滅危惧種になったノカイドウ
えびの高原には、このあたりにしか自生しないノカイドウがあります。バラ科の植物で薄いピンクの花をつけます。固有種で、国の天然記念物に指定されています。鳥が止まりにくい木の形からトリトマラズとも呼ばれているそうです。植生の変化やシカによる食害などで、現在340株ほどに減少し、絶滅危惧種になっています。
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次のうち、正しいのはどれでしょうか?
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カエデ科カエデ属で、「千里眼の木」、「長者の木」、「ミツバナ」とも呼ばれています。むかしから眼病などに使われていました。科学的にも、眼病の予防などに効果があることが実証されています。
次のうち、正しいのはどれでしょうか?
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ゴジュウカラ(五十雀)は、スズメ目ゴジュウカラ科の鳥。木の幹に垂直にとまり、頭を下にして降りることができます。夏は昆虫類、冬は種子など食べ、樹皮の間に食べ物をかくすこともあります。樹洞などに巣穴を作り、入り口などに泥を塗ります。シジュウカラ(四十雀)に似ているので、ゴジュウカラになりました。
白鳥山情報 |
えびの高原温泉「足の湯」
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日本山岳会 宮崎支部 |
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