ようろうけいこく・あわまたのたき
都心に近いのにローカル色満載の小湊鐡道(こみなとてつどう)に乗って、清涼感たっぷりの養老渓谷巡り!
まず目に飛び込む、ダイナミックかつ風情ある粟又の滝を眺め、その後周辺の養老渓谷ハイキング。ちょっと汗をかいたところで、地元の源泉かけ流し温泉(黒湯)に浸かり、きれいさっぱりして帰路につく。
家族の休日にはもってこいのコースです!
小湊鐡道 小湊鐡道は、千葉県市原市の五井駅から千葉県大多喜町の上総中野駅(かずさなかのえき)まで39.1kmの鉄道路線です。そして、電車ではなくディーゼルカーとして運行しています。養老渓谷駅までは、所要約1時間。ディーゼルカー独特の乗り心地の中、広がる田園風景を眺めて、ゆったりとした時間が過ごせます |
粟又の滝 粟又の滝は、養老渓谷を代表する名所であり、紅葉シーズンを中心に多くの観光客でにぎわっています。100mにわたって滑り台のようなゆるやかな岩肌を流れ落ちるこの滝は、幻想的な美しさで人々を魅了します。粟又の滝の正式名称は、「養老の滝」といい、滝から養老川が流れています |
かき氷 粟又の滝バス停前の土産物屋には、ふわふわのかき氷やソフトクリームが売られています。とても美味しく、特に暑い日には、たまりません。写真は、自家製ヨーグルトをかけたかき氷です |
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養老渓谷一周コース 養老川沿いは遊歩道として整備されており、春はツツジやフジ、夏の緑、秋には紅葉が美しく、遊歩道を歩きながら養老渓谷の自然を堪能することができます。途中、キャンプ場やバンガロー村もあり、家族でテント泊やバーベキューを楽しむことができます |
温泉 養老渓谷の温泉は、湯冷めしにくく、殺菌作用もある塩化物泉を泉質とする黒湯(くろゆ)で、こげ茶色の湯です。養老渓谷温泉街には、いくつかの旅館があり、日帰り入浴もできます(営業時間要確認) |
紅葉シーズンは、混雑注意。 | |
粟又の滝周辺の岩場は、苔むしていて滑りやすい。 | |
養老渓谷一周コースは、一部において道標がなく、道迷いに注意。 | |
日帰り温泉の営業終了時間が早い(だいたい15時頃)ので、注意。 |
アクセス | ・JR内房線五井駅から小湊鐵道で養老渓谷駅下車 ・JR外房線大原駅からいすみ鉄道で上総中野駅 → 小湊鐵道に乗り換え養老渓谷駅下車 ・マイカーの場合は、館山自動車道あるいは東京湾アクアラインなどから、県道81号、県道32号で養老渓谷 |
親子 コースタイム |
養老渓谷10:25 → 【バス】 → 粟又の滝10:39 → 粟又の滝12:04 → 【バス】 → 養老渓谷12:18 → 【養老渓谷一周コース (約1時間30分)】 → 温泉14:00頃 → 【バス】 → 養老渓谷15:30 |
交通 | ●電車利用JR東京駅 → (JR京葉線) → JR内房線五井駅 → 小湊鐵道で養老渓谷駅下車 JR外房線大原駅 → いすみ鉄道で上総中野駅 → 小湊鐵道で養老渓谷駅下車 ●車利用 東京 → (館山自動車道) → 市原IC → (国道297号) → 牛久 → (県道81号) → 養老渓谷 神奈川 → (東京湾アクアライン) → 木更津東IC → (国道410号) → 久留里 → (県道32号) → 養老渓谷 |
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ジュラ紀、カンブリア紀、千葉紀?
魚類が繁栄したジュラ紀、三葉虫が繁栄したカンブリア紀。この○○紀という時代の名称は、地層の名称です。養老川沿いにある地層「千葉セクション」は、77万年前の地層で、地球の地磁気逆転を示す地層が現れていています。この更新世の前期と中期の境目には、これまで国際的にまだ名前がついていませんでしたが、チバニアン(千葉紀)として正式に国の天然記念物に指定されました。
トンネルが崩壊して観光地に?
大多喜町にある弘文洞跡(こうぶんどうあと)は、140年前に作られたトンネルが崩壊した跡です。農地開拓のために夕木川の水を通すトンネルを作りましたが、昭和54年(1979年)に上の部分が崩壊してしまい、ふつうの川のようになりました。両側の岩壁は美しく変身し、養老渓谷を代表する景勝地となりました。
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小湊鐡道の養老渓谷駅から上総牛久駅まで、名物の「里山トロッコ列車」が走っています。この「里山トロッコ列車」はDB4形という機関車によって運転されています。さて、次の中で正しいのはどれ?
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開業当時に運転していた大正12年製のC型コッペル蒸気機関車を再現し、新しいクリーンディーゼルを搭載したものだそうです。石炭で走っていないので、煙突からは発煙装置による煙が出ます。最高速度は40km/h。
養老渓谷情報 |
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