みはらやま

三原山がある伊豆大島は、東京湾の南にあります。住所は東京都大島町で、品川ナンバーの自動車が走ります。
三原山は活火山で、最近では1986年に噴火し、全島避難をしたこともありますが、いまは落ち着いており1万人近い島民が暮らし、多くの観光客が訪れています。山頂付近までバスが行っており、火口をめぐる整備された道を歩くことができます。登山道としては海岸近くから登ってくる道がありますが、メインだった元町からの登山道は、2013年の台風による土砂崩れのために、通行できません。ここでは島の東側、都立大島公園から登るテキサスハイキングコースから登り、山頂の火口を回って、御神火茶屋に行き、そこからバスで港に戻るコースを帰ります。

   
大島公園バス停   テキサスハイキングコース   異様な溶岩が広がるテキサスハイキングコース
   
テキサスコースと砂漠コースの分岐   三原山の火口   火山観測器
GPSを使って地面の動きを観測します
   
溶岩も除けて流れた三原神社   シェルターもたくさんあるよ   ゴジラ誕生の三原山! ゴジラ岩
     
観光用の馬がいます   三原山頂口バス停    

コース説明

東京からの日帰りはむずかしいでしょう。
島内をあちこち回るなら、レンタカーを借りるのが便利。
御神火スカイラインは復旧作業中で通行止めです。
アクセス 東京(竹芝桟橋)、横浜、久里浜、熱海、下田などから大型客船、高速ジェット船で元町港もしくは岡田港
 
※元町港に着くか岡田港に着くか、当日にならないとわかりません。
東京(調布、羽田)から飛行機で大島飛行場
コース 東京(竹芝桟橋)、横浜、久里浜、熱海、下田などから大型客船、高速ジェット船で元町港もしくは岡田港
※元町港に着くか岡田港に着くか、当日にならないとわかりません。
東京(調布、羽田)から飛行機で大島飛行場
親子
コースタイム
元町もしくは岡田港 → (バス) → 都立大島公園 → テキサスコース入口 → 大島温泉コース・大砂漠コース分岐 → 噴火口一周道路分岐 → 御神火茶屋 → 展望台 → 三原山頂口バス停 → (バス) → 元町もしくは岡田港
交通 ●バス利用
元町港から都立大島公園バス(大島バス)約35分
岡田港から都立大島公園バス(大島バス)約15分
三原山頂口から元町港もしくは岡田港(大島バス)約25分
 
●レンタカー利用
元町もしくは岡田港から三原山登山道路で三原山頂口

縄文時代から大島には人が住んでいた

大島では縄文時代の遺跡が数多く発見されています。たとえば、島の西部にある下高洞遺跡(しもたかぼらいせき)は、縄文時代早期の約8000年前との遺跡と考えられ、伊豆諸島では最も古い遺跡です。竪穴式住居跡や海岸の崖の下部から土器や黒曜石の矢じり(神津島産)、イノシシの頭骨などが見つかっています。また、島の北東部にある鉄砲場岩陰遺跡は洞窟を利用した遺跡で、縄文前期、中期、弥生中期、古墳後期の人々が住んでいたという全国でも珍しい遺跡です。

バウムクーヘン? 火山の地層大切断面

伊豆大島の南西部には有名な地層大切断面があります。火山の噴火によって噴出した火砕物(スコリア火山灰など)が100層以上に積み重なり、美しい縞模様になっています。地元では「バームクーヘン」と呼ばれています。道路建設工事中に発見されたもので、長さは600m以上あります。古い部分はおおよそ15000~20000年以前とされていますが、この下にもさらに約5000年以上の層があるといいます。

伊豆大島にはカタカナで書かれた地名や言葉がたくさんあります。例えば、クダッチ、ヲヲット、アジコ、ツワイ、シッタリ…。それでは「ハマンカー」とは何でしょうか。

1. むかしの井戸

むかし大島には水道がありませんでした。そのため生活用水は、砂浜のところにある「ハマンカー(浜の川)」という井戸から汲んでいました。いまはコンクリートでふさがっています。

2. 浜を走ることができる車

3. 溶岩でできた浜辺

大島の南西、「オタイネの碑」近くの「文学の散歩道・潮騒コース」に船乗地蔵があります。どんな形をしているのでしょうか。

1. 水兵の服装をしたお地蔵様

2. 船を背負ったようなお地蔵様

高さが3mほどあり、船を背負い、櫂を持ち、海上を向いています。基台には波の模様があります。1976年(昭和51年)の遭難事故者と海上遭難者一切の冥福を祈ったものです。

3. 船に乗っているお地蔵様

三原山情報

ハイキングコース(大島温泉ホテル)
三原山観光情報(伊豆大島観光名所情報)
伊豆大島の火山情報(日本気象協会)

 

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日本山岳会 東京多摩支部

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