わたむきやま
鈴鹿山脈の西端に位置する綿向山は高さ1110mで、その高さから11月10日は「綿向山の日」として日野町ではイベントを行っています。
天候が良いと北アルプスや南アルプスも展望できます。
また地元では、古くからの信仰の山として大事にされていて、登山道もよく整備されています。新緑とともに樹氷が美しいことでも知られています。しかし冬は安易な気持ちで登ることは禁物です。
登山コースとしては表参道がよく整備されていて登りやすいコースです。ここでは表参道コースを紹介します。
時間があれば湖東三山の見学もいいですね。
日野町山麓よりの綿向山と水無山(左) | 五合目の小屋 | 山頂 | ||
山頂より雨乞岳と鎌ケ岳の鋭鋒 |
四季を問わず、全国から登山者が訪れます。 | |
整備されていて、わかりやすいコースですが地形図をよく見て登りましょう。 | |
子供だけで登らないで、大人の人と一緒に登りましょう。 | |
樹氷の季節は美しいですが、冬山登山は装備を完全にして登りましょう。 |
アクセス | JR近江八幡駅より北畑口行きバスで終点北畑口下車(乗車時間約60分) 近江鉄道日野駅より北畑口行きバスで終点北畑口下車(乗車時間約20分) 車の時は新名神甲賀土山ICより約30分、または名神八日市ICより約30分 |
コース | 西明寺口 — 御幸橋 — 夫婦松 — 表参道登山口(ヒミズ谷出合小屋) — 3合目あざみ小舎 — 5合目小屋 — 7合目行者堂 — 8合目金名水 — 山頂:大嵩神社 復路 — 往路を下山 |
親子 コースタイム |
登り 2時間30分 下り 2時間 合計 4時間30分(休憩別) |
交通 | ●電車利用 JR近江八幡駅より北畑口行きバスで終点北畑口下車 近江鉄道日野駅より北畑口行きバスで終点北畑口下車 いずれも町営バスに乗り換え西明寺口下車(歩くと約30分) 近江鉄道バス日野案内所 0748-52-2112 ●車利用 新名神甲賀土山ICより約30分:御幸橋近くに駐車場有(50台) 名神八日市ICより約30分 |
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綿向山で発見されたワタムキアザミ
ワタムキアザミは綿向山ではじめて発見されたため、この名がつきました。滋賀県、三重県、岐阜県などに分布し、日が射さない夏緑林の林内などに生えています。日陰の花でありながら、花が咲いているときにも根生葉が残っている珍しい花です。花が咲くのは9月から10月で、日本固有種です。
天然記念物「綿向山麓接触変質地帯」
「綿向山麓接触変質地帯」は、綿向山の表登山道の登山口近くにあり、国の天然記念物に指定されています。石灰岩や粘板岩が花崗岩の熱で変質して石灰岩中に硅灰石や透輝石、ベスブ石、ザクロ石などが生じたもの。赤サビ色、黒色などが混じり、独特の岩肌が見えるはずですが、いまは草木で見えなくなっています。
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綿向山の山頂には石積みの大ケルン「青年の塔」があります。さて、塔の中には何が埋められているでしょうか?
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山頂の大ケルン「青年の塔」は、大阪万国博があった1970年9月20日に、日野青年団が建設しました。塔の中には、当時の日野町のすがたを次世代に繋ぐことを目的に、「タイムカプセル」が埋設されています。50年後の2020年に開けられるそうです。
綿向山情報 |
日野観光協会
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お問合わせ |
日本山岳会 京都・滋賀支部 |
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