みのやま
簑山(586.2m)は蓑山神社の参道として登られていましたが、埼玉県が「国民保養地」として山頂一帯を整備してから「美の山公園」と標記されるようになしました。秩父地方には珍しいなだらかな独立峰です。風化しやすい地質なため、長い年月を経てこのような山の形になりました。3つの登山道とも駅から直接登れるので、子どもとの登山に最適です。
親鼻駅で国道140号を渡り萬福寺の看板に沿って左折します | 標識に沿って右を行くと、自動的に「関東ふれあいの道」にはいります。山頂まで緩やかな斜面を森林浴しながら進みます。危険な所はありません | 蓑山の山頂。標識には「美の山」とあります | ||
展望台は2か所あり山頂直下がこの写真です。2階のコンクリートに2等三角点の真鍮が埋みこまれています。展望台の後ろ、約80mが山頂です。広場の東側に管理棟があり、清潔なトイレもあります | 山頂から80m下ると黒谷駅方面へ下る標識があります。下山部落に村道から左に下ると、和同遺跡があります。写真は「日本通貨発祥の地」の大きなモニュメントです。もとの村道を下ると左に「聖神社」祀られ、御神体は「自然銅」です。予約すると、拝めるようです。10分で和銅黒谷駅です |
コース | Aコース 親鼻駅~萬福寺 → (関東ふれあいの路) → 130分 → (展望台・蓑山山頂)蓑山公園 下山ルート → (黒谷コース)30分(下山部落) → 15分(和銅遺跡) → 20分和銅黒谷駅 Bコース 皆野駅(参道コース) → 旧道分岐 → (新道)蓑神社 → 展望台 → 100分(山頂) Cコース 和銅黒谷駅(黒谷コース) → 40分(和銅遺跡) → (下山部落) → 65分(山頂 |
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ヤマツツジは丹色のツツジ
蓑山にある美の公園には、5月にヤマツツジが約3,500株、斜面一面に咲きほこります。ヤマツツジは、万葉集などにも登場する花で、「につつじ」または「にのつつじ」の名で出てきます。丹色(にいろ)なので「につつじ」「にのつつじ」と呼ばれていました。丹色とは、赤い色、朱色、赤土の色です。
蓑山神社の八十八夜祭
蓑山にある蓑山・榛名神社は、皆野町大浜の皆野椋神社の奥社です。蓑山・榛名神社では、毎年5月3日に豊穣を祈る八十八夜祭がおこなわれます。皆野町指定無形民俗文化財である神楽の奉納や、山頂広場までの御神幸行列がおこなわれます。山頂広場の御旅所では太鼓やお囃子の奉納、あるいは郷土芸能の披露があり、多くの人が訪れます。
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最近、秩父ミューズパークや三峯神社は、都心から近い雲海スポットとして知られ、西武鉄道のホームページには、秩父地域の雲海情報が掲載されています。さて、次の中で、雲海が発生しやすい日はどれ?
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西武鉄道のホームページには、発生条件として、以下のように書かれています。
①季節:春と秋に多く発生すると言われています
②時間:日の出~数時間程度の発生しやすい
③降水:前日に降雨(降雪)あった場合に発生しやすい
④湿度:前日の平均湿度が70%以上の場合に発生しやすい
夜明け時間帯の湿度が100%に近ければ近いほど出現率が高い。
⑤天気:晴れ(特に5時間以上の日照時間がある日が多い)に発生しやすい
※雨天時に発生することもあります。
⑥気温:最低気温と最高気温の寒暖差が大きい日に発生しやすい
お問合わせ |
日本山岳会 埼玉支部 |
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