おおぎりやま
大霧山(766.6m)は外秩父に位置する展望に恵まれた山です。その昔、大霧山、簑山(586.9m)、宝登山(497.1m)はつながっていて一つの山を構成していました。それが地すべりや風化の作用で現在のなだらかな姿になりました。ふもとにある牧場は地すべりの跡です。
小川町駅。白石峠行きのバスで「橋場」で下車します。タクシーでは「橋場」まで約3700円です | 橋場のバス停。3台分の駐車スペースがあります | 最初の山登り口は、この看板の右側にあります | ||
再度車道に出て10分くらいで再度左折の標識があります。左手のイチョウの大木を目印にして左折します | 登山道手前の入口。再度車道に出て丁字路を左折します | ここが実際の取りつきです。山頂往復は70分くらいです。ふれあい牧場までは約15分かかります |
コース説明
注意1 | |
注意2 |
アクセス | 橋場バス停 → 車道(15分)看板 → 山道(10分)車道に出る → (15分)左折の標識。オオイチョウが目印 → 山道(40分)車道に出る → (5分)登山道入口 → 山頂までは40分、往復70分 緊急のときは 粥仁田峠から徒歩5分に「彩の国・ふれあい牧場」があります。 埼玉県東秩父大字坂本2949-1 電話0493-82-1500 午前9時~午後4時30分(月曜休館/祝日の場合は翌日/年末年始12月29日~1月3日も休館) |
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「粥新田峠」と「旧定峰峠」は秩父往還三峠の2つ
コースでは、「粥新田(かゆにた)峠」と「旧定峰(きゅうさだみねとうげ)峠」という2つの峠を通ります。2つの峠は「秩父往還(ちちぶおうかん)三峠」のうちの2つで、東秩父村と秩父地方を結ぶ峠です。粥新田峠は、ヤマトタケルノミコト(日本武尊)が東征のときに粥を煮た、坂上田村麻呂が蝦夷(えぞ)征伐のときに粥を食べた、といった説があります。なお、「秩父往還三峠」のもうひとつの峠は二本木峠です。
「秩父札所巡り」の一番最初にお参りする寺
大霧山の西には、秩父札所一番の四萬部寺(しまぶじ)があります。「秩父札所巡り」の一番最初にお参りする寺です。秩父札所巡りとは秩父地方にある34か所の観音霊場を巡るもので、「西国三十三所」、「坂東三十三箇所」を加えて、「日本百観音巡り」と呼んでいます。16世紀にはすでにおこなわれていたようで、東日本を中心に各地に日本百観音を達成したことを記念した石碑が残っています。
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大霧山の名前の由来は何でしょうか?
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河田羆によれば、「山頂雲霧恒に絶えず故に大霧の名あり」とあり、霧が多かったために名がつけられたようです。東を槻川、西を三沢川にはさまれた地形のせいかもしれません。河田羆「武蔵通史(山岳編)」『山岳』11年1号、1916年(大正5年)、日本山岳会
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日本山岳会 埼玉支部 |
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