たかつるやま
高鶴山は、千葉県では数少ない独立峰の端正な山で、天狗の山として知られ、山頂の石尊神社には、天狗面が奉納されています。
「高鶴」という名は、「湿った土地・美しい流水」を意味する古代語ですが、その名のとおり洲貝川の源流に沿って下り始めると、三段の滝、渡渉、畑のせき、そして落差23.23mの金杖の滝など千葉の山とは思えない豊かな水に驚かされます。
スタートの東善寺まであと少し、目の前に広がるのは、花嫁街道の烏場山を背景にした棚田のある里山原風景なのです。
山曽呂川越しの堂々とした高鶴 | 曽呂街道、高鶴入口の大鳥居と高鶴山 | 東善寺前には2・3台分の駐車スペース | ||
東善寺横の農道から登山開始です | 山頂からは鴨川の海も見えます | 祠の中の天狗面 | ||
農道と登山口の分岐が分かりにくいので注意が必要です | 金杖の滝 | 高鶴山の木の神?大木の大きさが分かります |
東善寺からの周回コースは雨天時は危険 |
親子 コースタイム |
(上り)東善寺 → 高鶴山登山口 → 古峯ヶ原神社分岐 → 山頂 ゆっくり歩いて50分 (休憩含まず) (下り)山頂 → 古峯ヶ原神社分岐 → 洲貝川源流 → 三段の滝 → 畑のせき → 金杖の滝 → 東善寺 ゆっくり歩いて1時間10分(休憩含まず) |
交通 | ●電車利用 JR外房線 安房鴨川駅 鴨川市のコミュニティバスの南ルートが近くまで来ているが、本数少ない。要確認。 ●車利用 安房鴨川駅 → 嶺岡トンネル → 曽呂十字路右折 → 太田大鳥居左折 → 橋本Y字路右 → 東善寺(道路脇に2、3台のスペース有) |
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個人所有の伝説の島
仁右衛門島(にえもんじま)という島が、鴨川市太海の沖合約200mにある。千葉県では最も大きな島で、源頼朝が島の持ち主の平野仁右衛門にかくまわれて、巻き返しを図ったと伝えられる。また日蓮が朝日を拝したとも言われる神楽岩がある。島主は代々平野仁右衛門を名乗り現在38代目という。新日本百景にも選ばれている。
米どころ鴨川市の「長狭米コシヒカリ」
千葉県は江戸時代から米がおいしいところと知られ、とくに鴨川市の長狭平野で収穫される「ながさ米」は高い評価を得ていた。明治4年、明治天皇即位の大嘗祭に献上するための斎田に選ばれ、平成3年には「日本の米づくり百選」にも選ばれた。嶺岡山系は蛇紋岩が多く、豊富なミネラル分を含んだ水や重粘土質の水田など、自然環境に恵まれ、生産される米は「長狭米コシヒカリ」と呼ばれ親しまれている。
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