靴選びから始めた山登り
―大山―

紅葉の見頃も終わる頃、小学3年生の息子と日帰りで大山の山頂を目指しました。
今回は本格的な登山は初めてという事で、ケーブルカーで阿夫利神社・下社まで行き、そこから山頂まで登り、お弁当を食べて夕方前までには下山するという計画をたてました。

辻井さんファミリー

山に登る準備で一番気を使ったのが靴選びです。登山用品のお店で店員さんに一緒に選んで頂きました。
普段はすぐ大きくなるからと少し大きめ靴を選びがちですが、登山では足を痛めない様、山道で滑りにくく、ぴったりする靴を履かなくてはならないことや靴ひもの結び方、靴下の厚さなどまでしっかりとレクチャーを受けました。

早速その靴を履いて、自宅を朝6時に出発、バスと電車を使用して大山の登山口に到着。
階段が多いけれど、所々に書いてあるクイズなどを楽しみながら、こま参道を登りケーブルカー乗り場に到着。するといきなり計画変更しなければならない事態に! 電源が入らず、運休しているとの事。仕方なく少し不安も抱えつつ歩いて向かう事にしました。

本来ケーブルカーなら6分で到着する予定でしたが、女坂を1時間ほどかかり終点に到着。
阿夫利神社の下社で休憩をとりつつ、景色を楽しみ、鐘をついたりしました。
そしてまた登り始め、所々にある何丁目と書かれた石碑を頼りに28丁目の山頂を目指します。

途中「夫婦杉」や「天狗の鼻突き岩」どうやって作ったのか想像も出来ない様な石垣、
そして木の根っこで出来た階段や、登るのが大変な大きな岩の階段を見て自然のすごさを感じながら登って行きました。
そろそろお腹もすいてきたので、山頂でお昼にする予定を変更して、25丁目のヤビツ分岐でお弁当を食べる事にしました。暖かいお味噌汁やココアは疲れた体を癒してくれました。

ここまで計画よりかなり時間がおしてしましっていたので、早々にまた登り始め、ようやく28丁目と書かれた石碑を見た時は感動そのものでした!山頂からの景色は最高で、息子も目標を達成した事で自信が付いた様でした。

見晴し台から見た山頂は遥か遠く、この山を登ったんだと思うと感動し、二重滝では心が洗われる様な気がしました。阿夫利神社下社で最後の休憩を取り、暗くなる前に下山するため男坂を選んだのですが、身軽な息子はびっくりする程早いペースで下りて行きました。乗るはずだったケーブルカーの乗り場まで辿り着いた時にまだまだ体力が余っている事にも驚きでした。

遊具も電器もない普段とは違う環境で、自然を楽しみ、目標を達成する事が出来た今回の登山は息子にとっても親にとっても成長することが出来た体験でした。

 

   
登山靴選び   大山寺到着   潮音洞
   
天狗の鼻突き岩   夫婦杉   潮音洞
   
紅葉   阿夫利神社下社   頂上

行 程

登り

小田急電鉄伊勢原駅―(バス)―大山ケーブルバス停―(こま参道・女坂)―大山寺―(女坂)―阿夫利神社下社―(本坂)―8丁目(夫婦杉)―15丁目(天狗の鼻突き岩)―20丁目(富士見台)―25丁目(ヤビツ分岐)―阿夫利神社本社

下り

阿夫利神社本社―(雷ノ峰尾根)―見晴台―二重の滝―阿夫利神社下社―(男坂・こま参道)―大山ケーブルバス停―(バス)―小田急電鉄伊勢原駅