【山 名】 | 西上州 金鶏山~筆頭岩 |
【集 合】 | 2019年11月16日 |
【行 程】 | 8:40 スカイパーク(駐車場所) → 8:45 金鶏山登山口 → 10:00 金鶏山→ 10:13 金鶏山山頂より北西にあるピーク(849.4m)→ ピークの西側が切れ落ちているように見えたため引き返して別の踏跡を辿る→ 11:00 結局849.4mに戻り、覗き込むと西側に続く踏跡発見。ルート復帰。→ 11:40 大スラブトラバース → 13:30 筆頭岩 → 先行パーティ登攀中で待機&昼食30分→ 14:00 筆頭岩登攀4P →14:30 筆頭岩山頂 → 14:50 懸垂下降10m → 待機→ 15:05 懸垂下降 50m → 15:15 下山開始 → 15:35 車道 → 16:05 駐車場 |
【参加者】 |
(順不同、敬称略)東(秀)(リーダー)、松島 |
【感 想】 |
マルチピッチ初心者向けの筆頭岩登りを計画している際に、これだけでは短いだろうと金鶏山縦走もつけてみた。終わってみれば、真の核心部は前半の金鶏山ルーファイだった。落ち葉で隠れた薄い踏跡に翻弄され、集中力と観察力を試された縦走になった。筆頭岩の基部に辿り着いた時には、空腹もあいまってかなり疲れていてどうなることかと思ったが、筆頭岩クライミングは前半の縦走と比べると何でもないレベルだった。トップで登らせていただき、爽快で楽しい数ピッチになった。(松島)
翌日の相馬岳北稜のトレーニングのつもりで取りついたが、金鶏山を過ぎるころから非常に緊張感のあるヤブ岩稜登攀となった。ルートそのものは短いのと、岩稜部から逸脱して灌木を支点に懸垂下降をすれば容易(ただし、ルートを見極める目がないとハマる)に道路に出ることができるので剱・穂高の岩稜と安易に比べることは出来ないが、源次郎尾根・前穂北尾根より行動そのものの難度は高い。良いトレーニングコースだが、建前上登山禁止になっていたので、平日に登るとかの配慮が必要と反省している。(東)
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【特記事項】 |
ルート状況:踏跡多数、かつ迷い道跡多し。落ち葉で非常に滑りやすくなっている上に踏跡も不明瞭。地形図ではルートを読み切れない。その場で突破できるルートを見つけ出す必要あり。
駐車場:妙義スカイパーク横の路肩(群馬県富岡市妙義町菅原 488-162)
装備:50mロープ2本、AQD10本・カム3・個人登攀具一式アプローチシューズ(ボルダーX)
立ち寄り湯:妙義ふれあいプラザ もみじの湯 520円/3時間
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ルート図
1.登山口は10段程の階段。この直後からいきなり急登&落ち葉でズルズルで、四輪駆動登りを強いられた。いきなり西上州ワールドの洗礼を受ける。(ルート図上①)
2.金鶏山ピークまでは、急ではあるが、比較的余裕がある藪岩歩き。岩場にいきなり石像が現れたり、信仰登山の名残を感じつつ、高度感のある岩稜歩きを楽しんだ。また、練習も兼ねて、積極的にロープを出して歩を進めた。
しっかりとした踏跡があり、辿ってしまった。金鶏山ピーク近くまで引き返して改めて正規ルートらしき踏跡を探した。落ち葉も多く積もっており、行ってみる→引き返す→他の踏跡をあたる→はっきりとした踏跡に辿り着く、の繰り返しで、ルートファインディングに労力を費やした。(ルート図上②)
3.テラスまでは岩が階段状になっており、フリーで行ける。2ピッチ目から傾斜が出てくる。ホールド&スタンスは豊富。練習も兼ねて、残置ハーケン、固定リング、立木、カム等で中間支点を取った。3ピッチ目すぐのナイフリッジは幅50cm程度で5~6m程。両端が切れ落ちて高度感あり。ナイフリッジを過ぎると垂直に立った壁。古い鎖があり、鎖のリングで支点を取りながら登った。最後の4ピッチ目は普通の岩稜歩きで頂上へ
4.頂上
5. 2回目懸垂下降50mの支点。ザレて浮石が多く、落石を起こさないように注意した。
6.懸垂下降地点より下を見下ろす。高度感◎
7.藪漕ぎで車道に下山。
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【記録者】 | 松島 |
20191116一西上州 金鶏山~筆頭岩
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