20200913-14一甲武信ケ岳

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【山 名】 甲武信ケ岳
【集 合】 2020年9月13日-14日
【行 程】
9/12(土) 20:00長野駅越智着長野ベース(中川宅)泊
9/13(日) 4:55長野ベース出発~7:30毛木平駐車場着~7:50毛木平駐車場発~8:50 1670M地点(休憩)~9:50ナメ滝(休憩)~11:20水源地標到着(休憩)~11:50水源地標発~12:45甲武信ヶ岳山頂着(休憩)~13:15甲武信ヶ岳山頂発~13:40甲武信小屋着
9/14(月) 6:25甲武信小屋出発~6:50甲武信ヶ岳山頂(休憩)~7:05山頂発~8:00三宝山頂着(休憩)~8:10三宝山発~8:50 2282M地点(休憩)~9:15尻岩~9:45武信白岩山(休憩)~11:10大山~12:15十文字小屋着(休憩)~13:00十文字小屋発~14:30分岐着~14:35毛木平駐車場着南相木温泉滝見の湯~各自帰路へ
【参加者】 中川(リーダー)、越智(順不同、敬称略)
【感 想】
中川 :
 この春に住まいを長野に移し、千曲川がぐんと身近になった私にとって、甲州(山梨)・武州(埼玉)・信州(長野)の三州に跨る甲武信ヶ岳を千曲川の源流を辿るコースで登る今回の山行は、自分の拠点となるエリアを深く知るという意味でもとても楽しみであった。
 毛木平からスタートし千曲川の流れに沿って進む苔むす森は言葉では言い尽くせないほど美しく、心身ともに癒されながら登山を楽しむことのできるコースであった。始めは川幅こそ平地の何分の一以下でも水流はその力強さをみせていた千曲川も、徐々にたおやかな流れになり、ついには砂の隙間からコポコポと湧き出している水源にたどり着いた。この苔むす大きな山に蓄えられた水がここから流れ出し、様々な流れを束ねて次第に川幅を広げ、最終的には信濃から越後を経て日本海に流れ込む日本一長い大河となることを改めて実感し、感慨深くその水を味わった。水源地点から先はほとんど人もいない急登を上がり頂上へ。それまでたれこめていた雲が一瞬切れて、富士山を望めたのは普段の行いの賜物だろう。頂上で越智さんが淹れてくれた千曲川源流コーヒーはとても美味だった。宿泊した甲武信小屋はご主人の気さくな人柄が魅力の素敵な小屋で、食後にはビデオ上映会が開かれ、ヤマネの来訪もあったりと楽しい一夜を過ごすことができた。
 翌日は埼玉の最高峰三宝山や大山、十文字峠を廻って毛木平に下りるコースだったが、アップダウンが激しく垂直な鎖場を降りたと思えばまた登り返したりとなかなか2,000mから降りられず苦労したが、お天気もよく、足元のキノコを観察したり、鹿の親子と遭遇したりと長い道のりも楽しく下山でき、充実感たっぷりの二日間だった。越智さん、今回も楽しい時間をありがとうございました。また、よろしくお願いします!  
 
越智 :
 今回は千曲川信濃川源流を目指し、長野、山梨、埼玉の3県の稜線を歩く1泊2日の甲武信ヶ岳山行。前日に長野ベースに集合し、早朝出発、毛木平駐車場より入山。苔むした川沿いの登山道を歩くので、涼しくて心地よく、緑に囲まれたオアシスのよう。空気が美味しく、鼻からいっぱい空気を吸い込んでは深呼吸をしてなんともいえない感覚になる。(私の中の、、)ベスト1に選ばれし登山道でした。お昼からの雨予想が、10時くらいから小雨が降り出した。今回の目的の1つ、「源流コーヒー」のために源流にて水を汲んだ。源流地点までは穏やかな路でとくに危ない箇所はなかった。ただ、源流地点を過ぎてからは一気に登りはじめた。ひたすら登り山頂に着いたころには雨が止んでいた。源流コーヒーを淹れていると霧もとれ雨上がりの素晴らしい景色を眺めることができた。2人の日頃の行いの良さに感謝した。笑 そして山岳会で出会って信頼できる山の仲間が出来たこともうれしかった。
 山頂で出会ったのは1人のみ。少し会話をして100名山ハンターだとわかった。こうゆう会話も楽しみのひとつ。午後は雨も降らず甲武信小屋に到着してからは外のベンチで過ごす。小屋のオーナーである徳さんがいらっしゃりコロナの現状なども含めいろいろお話しを聞き充実した時間を過ごした。暖炉を入れてくださり、東京からのパーティーと夕食まで過ごした。普段は100数十人と入る小屋に、3パーティーのみ。人数は減らしているがそもそも予約が入らないそう。夕飯後は徳さんの映像鑑賞等をして宿泊者と懇談。従業員に小屋に入ってくるヤマネを見せてもらい、7時半には就寝した。
 翌朝は、6時半に出発、山頂では富士山が顔を覗かせていた。周回ルートとなるので、埼玉長野の県境を歩く。三宝山〜武信白岩山〜大山とアップダウンがあり、2000mで登ったり下りたりをひたすら繰り返す。今回一番の核心部は大山の梯子と鎖場だった。根っこが多く、滑らないように慎重に下りた。十文字小屋まで5時間近くかかっているが十文字小屋からは下るのみ。途中、鹿の親子に会い、熊女から鹿女となった。
 毛木平の周回はとても気持ちよいルートでぜひおすすめしたい場所でした。焼岳に続き、楽しい山行となりました。あやさんありがとうございました。
 
【特記事項】

<<ヒヤリハット>>

大山の梯子と鎖場は木の根っこと岩場がひしめき合って滑りやすくなっていた。山頂から十文字小屋までは、木の根っこに要注意であった。

<<追加情報>>

甲武信小屋1泊8,500円17:00夕食5:00朝食
夕食後は徳さんが撮影した甲武信ヶ岳の四季に咲くお花のビデオ鑑賞
南相木温泉滝見の湯長野県南佐久郡南相木村5633-1 TEL 0267-91-7700

 

 

 

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【記録者】 越智

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このページは、平日クラブが2020年9月26日 09:52に書いたブログ記事です。

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