2020年9月アーカイブ

20200921一焼岳

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【山 名】 焼岳
【集 合】 2020年9月21日
【行 程】

9/20(日) 6:00明大前駅 甲州街道歩道橋下集合(檜垣)・出発→ 6:45越智宅出発→ 松本、美登里屋着→14:30四国支部 霞沢隊到着 15:30解散→美登里屋泊

9/21(月)5:00起床→ 5:40美登里屋出発→ 6:40焼岳登山口→ 9:20北峰頂上→ 休憩→ 9:40下山開始→ 11:50 駐車場へ下山→ 12:00中の湯温泉→ 昼食→ 東京へ帰京→ 美登里屋へ再泊

9/22(火)5:00起床 →5:30東京へ帰京

【参加者】 野沢(リーダー)、檜垣、越智(順不同、敬称略)
【感 想】
野沢:
松本ベース(美登里屋)から行ける日帰り登山のシリーズ。焼岳は8/8に1度中の湯から登っているがガスガスであった。今回は熊騒動で登れなかった越智さんもリベンジである。桧垣さんとは久しぶりに登るが、この二人に来てもらったのは美登里屋のキッチン改修工事の相談という側面もあった。9/20は天気が悪そうだったので朝発で掃除や打ち合わせをした。また、四国支部の尾野支部長やロマネ・コンティ閣下が霞沢の偵察に入ると言う事で、美登里屋に立ち寄られた。しばし昔話に花が咲いた。夜は焚火を起こしてゾロアスター・オッチーが晴れ乞いのおまじないをしていた。
9/21朝は曇りで風があったが、好天になると期待して出発する。中の湯登山口の路駐は100台位いて過去に見た事の無い激混みであった。何とか近くに路駐して登り出したが、高尾山といい勝負の込み具合でほとんどの人はマスクしていなかった。前夜の呪いとボクちゃんクラスの山岳晴天術のお蔭で天気は快晴になり、色づき始めたナナカマドの紅葉が美しかった。登るにしたがって穂高や乗鞍等の巨峰が見えだして、リベンジは成功であった。頂上では槍ヶ岳や笠ヶ岳、南アルプスも見えたが、記念写真待ちの行列が出来るほどで閉口した。その頃から雲が沸き上がり出して、昼頃には大きな山は見えなくなりそうだった。越智さん、桧垣さんとも問題なく、登り3ピッチ、下り2ピッチでまずまずのペースであった。帰りに中の湯に入って大満足の1日であった。
また今週末に計画しているが、台風接近で次は難しいかもしれない。
 
越智:
今回の山行は、美登里屋さんキッチン改修の相談&四国支部隊との交流&焼岳登山&美味しいお料理レシピを教えて頂いた盛り沢山の連休となりました。
とても感銘を受けたのが四国支部の霞沢隊のお話。小島烏水の鎗ヶ岳探検記の霞沢の遡行にチャレンジするという。このようなお話しをする支部長をはじめメンバーの皆さんの力強さに私も登山熱があがった。(比べたら大したことはないのだけれども、、)
焼岳は、前回は上高地側から入山したが雨のため途中下山したため、今回は新中ノ湯ルートからリベンジ登山でした。連休とあって登山口付近の道には車がぎっしりで登山者が多いことが予想された。登りはじめから森林限界を越えるまではあっという間だった。気候がそう感じさせたのか汗はかいているが快適な登りでした。青空となり、乗鞍岳や霞沢岳、山々の景色が素晴らしくどこをみても飽きず、登りの2時間半は楽しかった!山頂からは穂高、上高地、南アルプス、白山方面を一望でき、次はどこに登れるだろうかと想いをはせていました。下山は登りと違い、あれ?こんな長かっただろうか、、と思うほど。
焼岳は、今にも噴火しそうなほどぐつぐつしているのが地面から伝わってきた。登山道の岩に手をついたら熱くて驚いた。いつ噴火してもおかしくないような荒々しさを感じました。
下山後は、中ノ湯温泉に入りお昼ご飯を食べ、充実した登山日和でした。
その後、、帰京予定で車を走らせるも渋滞にはまる前に美登里屋へ引き返すという選択に驚きつつも、美味しいご飯(大学芋)とお酒とともに6時間近い楽しい宴会をすることができ、登山熱は引き続き継続中であり、これからの登山ライフがさらに楽しみとなりました。
野沢さんいつもありがとうございます。
檜垣さん、今回ははじめてご一緒しましたが、とても楽しかったです。次回も宜しくお願い致します。
 
檜垣:
私にとっては今年初めての、山らしい山への山行になりました。加えて美登里屋キッチンリフォームの現場でのツメや、四国支部の方がたのお話しを聞けたり、焚火をしたり、高速ドライブ(渋滞を避け)したり、と本当に内容盛りだくさんとなりました。
焼岳は、以前上高地側から登った事がありましたが、中の湯側からは初めてなので楽しみでした。 天候にも恵まれ、途中広場あたりからは目指す頂が迫力満点で見えて、テンションも上がりました。 頂上からの展望も期待以上で360℃の景色が楽しめましたが、混雑密状態で「恐るべし四連休!」でした。マスク着用率も低かったです…。頂上から最初の岩場からの下山で恐怖心が出てしまい、その後も身体がガチガチ状態での下山になってしまいとても長い道のりに感じてしまいました。ブランクが長いと身体だけではなく、気持ちまで鈍ってしまったと痛感しました。
今回とても良い機会に巡り会えたと思ったのは、山への向き合い方が素敵な方達とのお話しが聞けたとこです。 四国支部の方がたが小島烏水の軌跡をたどる登山をされていたり、越智さんがいろんな川の源流をたどりコーヒーを飲むことを楽しんでいたり、、、。目標をもって山と向き合う事の楽しみを私も見つけたいと思いました。ありがとうございました。
そして、何か起こった時に機転をきかせて行動にうつし、楽しく時間を有効に使うという野沢リーダーの判断力には頭が下がりました。本当にありがとうございました。
とても内容充実した山行でした。野沢リーダー、越智さん、本当に楽しかったです。またよろしくお願いいたします。
 
【特記事項】
・中の湯コースの登山口にはトイレなし。登山道にもなし。
・中の湯温泉 12:00~ (現在は混雑を避ける為、外湯のお客様は15時まで)¥800
・北峰頂上へのさいごの登り下り、すれ違い注意!

 

 

焼岳山頂

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焼岳山頂から上高地方面

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活火山の証

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密な山頂

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【記録者】 檜垣

20200913-14一甲武信ケ岳

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【山 名】 甲武信ケ岳
【集 合】 2020年9月13日-14日
【行 程】
9/12(土) 20:00長野駅越智着長野ベース(中川宅)泊
9/13(日) 4:55長野ベース出発~7:30毛木平駐車場着~7:50毛木平駐車場発~8:50 1670M地点(休憩)~9:50ナメ滝(休憩)~11:20水源地標到着(休憩)~11:50水源地標発~12:45甲武信ヶ岳山頂着(休憩)~13:15甲武信ヶ岳山頂発~13:40甲武信小屋着
9/14(月) 6:25甲武信小屋出発~6:50甲武信ヶ岳山頂(休憩)~7:05山頂発~8:00三宝山頂着(休憩)~8:10三宝山発~8:50 2282M地点(休憩)~9:15尻岩~9:45武信白岩山(休憩)~11:10大山~12:15十文字小屋着(休憩)~13:00十文字小屋発~14:30分岐着~14:35毛木平駐車場着南相木温泉滝見の湯~各自帰路へ
【参加者】 中川(リーダー)、越智(順不同、敬称略)
【感 想】
中川 :
 この春に住まいを長野に移し、千曲川がぐんと身近になった私にとって、甲州(山梨)・武州(埼玉)・信州(長野)の三州に跨る甲武信ヶ岳を千曲川の源流を辿るコースで登る今回の山行は、自分の拠点となるエリアを深く知るという意味でもとても楽しみであった。
 毛木平からスタートし千曲川の流れに沿って進む苔むす森は言葉では言い尽くせないほど美しく、心身ともに癒されながら登山を楽しむことのできるコースであった。始めは川幅こそ平地の何分の一以下でも水流はその力強さをみせていた千曲川も、徐々にたおやかな流れになり、ついには砂の隙間からコポコポと湧き出している水源にたどり着いた。この苔むす大きな山に蓄えられた水がここから流れ出し、様々な流れを束ねて次第に川幅を広げ、最終的には信濃から越後を経て日本海に流れ込む日本一長い大河となることを改めて実感し、感慨深くその水を味わった。水源地点から先はほとんど人もいない急登を上がり頂上へ。それまでたれこめていた雲が一瞬切れて、富士山を望めたのは普段の行いの賜物だろう。頂上で越智さんが淹れてくれた千曲川源流コーヒーはとても美味だった。宿泊した甲武信小屋はご主人の気さくな人柄が魅力の素敵な小屋で、食後にはビデオ上映会が開かれ、ヤマネの来訪もあったりと楽しい一夜を過ごすことができた。
 翌日は埼玉の最高峰三宝山や大山、十文字峠を廻って毛木平に下りるコースだったが、アップダウンが激しく垂直な鎖場を降りたと思えばまた登り返したりとなかなか2,000mから降りられず苦労したが、お天気もよく、足元のキノコを観察したり、鹿の親子と遭遇したりと長い道のりも楽しく下山でき、充実感たっぷりの二日間だった。越智さん、今回も楽しい時間をありがとうございました。また、よろしくお願いします!  
 
越智 :
 今回は千曲川信濃川源流を目指し、長野、山梨、埼玉の3県の稜線を歩く1泊2日の甲武信ヶ岳山行。前日に長野ベースに集合し、早朝出発、毛木平駐車場より入山。苔むした川沿いの登山道を歩くので、涼しくて心地よく、緑に囲まれたオアシスのよう。空気が美味しく、鼻からいっぱい空気を吸い込んでは深呼吸をしてなんともいえない感覚になる。(私の中の、、)ベスト1に選ばれし登山道でした。お昼からの雨予想が、10時くらいから小雨が降り出した。今回の目的の1つ、「源流コーヒー」のために源流にて水を汲んだ。源流地点までは穏やかな路でとくに危ない箇所はなかった。ただ、源流地点を過ぎてからは一気に登りはじめた。ひたすら登り山頂に着いたころには雨が止んでいた。源流コーヒーを淹れていると霧もとれ雨上がりの素晴らしい景色を眺めることができた。2人の日頃の行いの良さに感謝した。笑 そして山岳会で出会って信頼できる山の仲間が出来たこともうれしかった。
 山頂で出会ったのは1人のみ。少し会話をして100名山ハンターだとわかった。こうゆう会話も楽しみのひとつ。午後は雨も降らず甲武信小屋に到着してからは外のベンチで過ごす。小屋のオーナーである徳さんがいらっしゃりコロナの現状なども含めいろいろお話しを聞き充実した時間を過ごした。暖炉を入れてくださり、東京からのパーティーと夕食まで過ごした。普段は100数十人と入る小屋に、3パーティーのみ。人数は減らしているがそもそも予約が入らないそう。夕飯後は徳さんの映像鑑賞等をして宿泊者と懇談。従業員に小屋に入ってくるヤマネを見せてもらい、7時半には就寝した。
 翌朝は、6時半に出発、山頂では富士山が顔を覗かせていた。周回ルートとなるので、埼玉長野の県境を歩く。三宝山〜武信白岩山〜大山とアップダウンがあり、2000mで登ったり下りたりをひたすら繰り返す。今回一番の核心部は大山の梯子と鎖場だった。根っこが多く、滑らないように慎重に下りた。十文字小屋まで5時間近くかかっているが十文字小屋からは下るのみ。途中、鹿の親子に会い、熊女から鹿女となった。
 毛木平の周回はとても気持ちよいルートでぜひおすすめしたい場所でした。焼岳に続き、楽しい山行となりました。あやさんありがとうございました。
 
【特記事項】

<<ヒヤリハット>>

大山の梯子と鎖場は木の根っこと岩場がひしめき合って滑りやすくなっていた。山頂から十文字小屋までは、木の根っこに要注意であった。

<<追加情報>>

甲武信小屋1泊8,500円17:00夕食5:00朝食
夕食後は徳さんが撮影した甲武信ヶ岳の四季に咲くお花のビデオ鑑賞
南相木温泉滝見の湯長野県南佐久郡南相木村5633-1 TEL 0267-91-7700

 

 

 

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【記録者】 越智

20200829-30一奥多摩 水根沢

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【山 名】 奥多摩 水根沢
【集 合】 2020年8月29日-30日
【行 程】
8/29(土) 13時奥多摩駅集合~一ノ瀬キャンプ場移動 キャンプ場テント泊
8/30(日) 9:00水根沢駐車場(越智合流)~9:05水根沢駐車場出発~9:15入渓~12:00 休憩 ~13:00半円の滝到着後下山~13:40水根沢駐車場着~13:55出発し温泉「三河屋」立ち寄り 15:00奥多摩駅解散
【参加者】 野沢(リーダー)、橋本、亀山、越智、野沢(大)、岡本(順不同、敬称略)
【感 想】
野沢 8月の土日は悪天候が多かったが、今回は土日共晴天で暑かった。土曜日は新人を連れて家入沢に行ったが、キャンプは涼しい一ノ瀬高原にした。13時過ぎに奥多摩駅で集合してまずは温泉と言う事だったが、丹下堂が閉まっていたのはショックだった。多分コロナの影響であろう。そんな訳で「のめこい湯」まで車を飛ばすことになったが、こちらは空いていて快適だった。一ノ瀬高原は昨年の台風の影響で2つある林道の片方が不通で、犬切峠を越える道を久しぶりに選んだ。周囲の景色はあまり変わっていなかったが、時の経つのは早い物だなと感慨が一入であった。一ノ瀬高原キャンプ場はそこそこ混んでいたが、我々は離れた所で独立してキャンプが出来てラッキーであった。食料係の亀山君が腕を振るってくれておいしい夕食を頂き、直火で焚火を起こして夜遅くまで歓談した。峰大も岡本さんも若い人は焚火をしたことが無いので面白かったようだ。翌朝は爽やかな夏の高原で目覚める。コーヒーやアップルティーを頂き、のんびり朝食をして撤収・出発した。暑い下界に降りるのは嫌だが水根沢は暑い方が面白いのだ。時間とおりに水根Pに着いて越智さんと合流して準備し出発する。今日で125回目の水根沢である。何パーティーか前後になり今日は大入り満員のようだ。我々は6人パーティーで時間を喰うと思われたが、核心部の4m滝以外は割とスムーズに進めた。下部では昨年より渕や釜が深く掘れている所が多く、へつりが難しくなっていた。峰大は岳大がドボンしたへつりもクリアして来た。岡本さんも果敢に取り付いていた。橋本君が4m滝を粘りながらトップで登り切ったのには成長を感じられた。越智さんも10分以上粘って登り切ったのには驚いた。皆さん最初は戸惑っていたようだが、後半になると沢底が浅くなったので安定して歩いているなと思った。全員ずぶぬれになりながら半円の滝を登って終了点から下降した。温泉は「もえぎの湯」に行く予定だったが、混雑が予想されたので、橋本君に探してもらって初めて三河屋に入った。@1000円だが空いているので高いとは思わなかった。寄せ集めのパーティーで最初はどうなるかと思ったが、終わってみれば大満足の1日だった。
 
橋本 2回目の水根沢。前回は2年前だった。前回の記憶は朧げになってしまっていたが、なかなか侮れない沢という印象だった。遡行を始めて、まず思ったのは、ここまでへつりが多かったか、ということだった。どのへつりも、なかなか気が抜けなかった。また、水に潜る場面も、想像以上に多かった。他のパーティーも多く、待ち時間も多かったため、体が冷えがちだった。水流も想定の1・5倍強かった。滝に取り付くまでに苦労した。前回登ったときのかすかな記憶を頼りに、かろうじて登った。今回、このメンバーでやり遂げられたことは、本当に良かったと思う。またチャレンジしたい。
 
亀山 水根沢に入る。前回2時間で抜けており、そんなに心配をしていなかった。ところが、沢に入ると人が多く来ている、水がちょっと冷たい、少々の寝不足もあって、体力が削がれていく。日の当たらない冷たい沢につかり、濡れた服を風が抜けていく、渋滞、待ち時間、想定外が続き消耗していく。スタートして3時間くらい経つと身体に力が入らないと少々まずくなってきた。小さな流れを上がれず、野沢さんよりスリングが伸びてくる。多くの課題を感じた一日でした。ご一緒頂いた、野沢さん、橋本さん、峰さん、岡本さん、越智さん、まだご一緒しましょう。山はいいな、山は美しい、沢もいいな、沢も美しい。 
 
越智  水根沢は、初心者コースとはいえ水量が多く、泳ぎとへつりのオンパレードで体力も必要でした。入渓しているパーティが多く並ぶことがあり、3時間半の入水で体力勝負だった。深さがある釜が多く、泳ぎからのへつりという場面が何カ所かあった。足のつかない状態で泳ぎながら手が置ける場所を探すとき、心の中で焦るな焦るな、、、と焦る気持ちを抑えていた。水の勢いで足がもっていかれることも多く、とくに滝を登っているときは足の踏ん張りがきかず滑ってしまったことは残念だった。後の方を待たせているのに諦めきれず粘った。長い時間の格闘でかなりの体力を消耗したが登りきれたときはほっとしました。泳ぎは、平泳ぎしかできないが沢では焦らないことが重要。へつりは、以前に比べたら無理をしない位置を選べるようになったと思う。一歩を小さく、体重の乗せかたも意識して行った。問題点は、歩きのバランスが悪く、すぐにふらふらしてしまうことで、自分でも危なっかしいと感じます。体幹トレーニングが必要かもしれません。。。亀山さん、峰大くん、岡本さんは初めてご一緒しましたが、とても楽しくワイワイできました。My水鉄砲を持っていないので、来年は購入して臨みたいと思います。今回も楽しい山行をありがとうございました。
 
野沢峰大 人生初の水根沢、水量が多く、所々以前よりも深く掘れている場所が存在するらしかった。実際何ヶ所か足がつかなかった場所がある。やっぱり沢は涼しいからなのだろうか人が多かった。体力にやや難ありな自己評価の自分に沢の少し冷たい水は堪えた。正直登れば登るほど体が震えた。最後の方は滝に挑戦すらできないなと決めつけたことを後に少し後悔した。また機会があれば挑もうと思う。 
 
岡本 野澤さんにお声かけいただき、自身2度目となる沢登り。昨年、沢のぼりデビューをした家入沢と違い、水根沢は水量が多く流れも速い。初心者の自分が無事を登りきることができるのか不安を抱えながらのスタートとなった。今回の沢登りを通して、学んだことは以下のような点である。 
・思い切りが大切…泳力に自信がないこともあり、最初、岩場から降りて水の中に入ることに大きな抵抗を感じていた。滑らないようにゆっくりと岩場から降りようとすると全身に力が入り体力を消耗するだけでなく、水に入ることへの恐怖感が増していく。しかし、周囲の方を見ると、一定のところまで降りてきた後は潔く水の中にダイブしているようだった。思い切って、無理なく降りられるところまで岩場に降りてから水の中に飛び込んでみると、自分のタイミングで水の中に入れる分、心の準備ができ、落ち着いて次の動作に移れることに気が付いた。 
・防寒について…夏場ということもあり、長袖1枚+短パン+スパッツという服装で入渓した。山中の移動時や登り始めはちょうどよかったが、1時間程度経過した時点からだんだんと寒くなってしまい、手足の震えが止まらなくなった。指先が震えてしまうため、岩のごつごつをつかむことができず苦労した。次回、沢のぼりに挑戦する際は水の冷たさを想定して、半袖+長袖の重ね着をする等、しっかりと防寒をしようと強く思った。また、当日ネイルをしていたため、爪の色の変化に気が付くことができなかった。自分の体調を把握するためにも沢のぼりの際のネイルは控えようと思った。 
・ロープのありがたみ…半月の滝を上っている際、途中水量が多く、押し流されそうになった局面があった。ロープがなければそのまま押し流されていたところだったが、力強く引っ張り上げていただいたことで何とか体勢を立て直し、登りきることができた。その時の技術的に未熟な部分をフォローしていただくだけでなく、心が折れかけた時にサポートしていただける安心感を強く感じた。 
初心者ながら楽しく沢のぼりができたのはご一緒いただいた野澤さん、亀山さん、橋本さん、越智さん、みねくんのおかげだと感じている。たくさんサポートいただきありがとうございました!  
【特記事項】 ヒヤリハット 特になし 

 

 

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【記録者】 越智

20200823-24一乗鞍岳

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【山 名】 乗鞍岳
【集 合】 2020年8月23日-24日
【行 程】
8/23(日) 12時下北沢(橋本)集合~13時八王子(越智)ピックアップ~美登里屋宿泊(ポールさん合流)
8/24(月) 6:40美登里屋出発~7:25乗鞍観光センター着~8:00乗鞍観光センターからアルピコバス乗車~8:50畳平着 ~9:10畳平出発~9:40肩の小屋到着(休憩)~10:30剣ヶ峰到着~10:45剣ヶ峰出発~11:20肩の小屋到着(休憩)~11:40肩の小屋出発~12:10畳平到着 13:05アルピコバス乗車~14:00乗鞍観光センター着(解散) 帰京組は白骨温泉立ち寄り~帰京
【参加者】 野沢(リーダー)、山田、橋本、越智(順不同、敬称略)
【感 想】

野沢 美登里屋周辺の日帰り登山探索が続いている。今回は8/14に登って良かったのでまた乗鞍に行くことにした。ポールさんの飛び入り参加もあって楽しい週末となった。しかし、昨年に続いて今年の夏も週末に悪天候が続き、日曜午後発で美登里屋に行く事になった。夜はリクエストにより焚火をやる事になり、工務店に無理言って薪を調達してもらった。餃子や焼き肉をたらふく頂いてから焚火に掛かったが、楽しい時間はあっと言う間に過ぎて1時になってしまった。翌日は8時のバスに乗る事にして寝たが、一番体力を使ったのは焚火であった。翌日は晴天になり、麓から乗鞍岳が良く見えた。お盆の時は4台バスが出たが、今回は月曜日にもかかわらず3台出た。登るにしたがって東側は雲が湧きたち視界が無くなってしまったが、西側は綺麗に晴れて白山が見えた。前回は高山の影響で苦しい所もあったが、今回はゆつくり登る事にして肩の小屋へ向かった。登山者の数はお盆のころの1/4くらいで静かな山になりつつあった。10日しか経っていないのにトウヤクリンドウが沢山咲いていた。前回同様畳平から1時間半で剣が峰に到着したが、遠くは見えなくなっていた。下山して肩の小屋で一服しているとにわか雨が降り出した。ポールさんが畳平でうどんを食べると言うので、小雨の中を引き返す。ターミナルの食堂で天ぷらそばを頂いた(@810円)がてんぷらは揚げたてで美味しかった。乗鞍観光センターでポールさんと別れ、白骨温泉・煤香庵でお風呂に入り帰京した。コロナでなければ乗鞍岳には行かなかっただろうと皆で言っていたが、なかなかどうして今年は3000Mを踏めるチャンスは立山とここくらいしか無いだろう。10月末まで登れるので今度は紅葉の時期に登ってみたいと思った。

山田 日頃は小屋番で山研を離れることが難しいのですが、丁度お客さんがいない日が続いたので参加させてもらいました。久しぶりの3000m峰ですが、バスで2700mまで行けるので体力的な負担はなく頂上に着くことができました。普段見上げている穂高の山並みとは全然違う景色が広がり、まさに雲上の楽園という言葉がぴったりの場所でした。3000mの高度については、身体がいろいろと調整をしているなということを感じた程度で具体的な高度の影響はありませんでした。歩き始めをゆっくりと、こまめに休憩を、が功を奏したと思います。

橋本  今シーズン何度目かのみどり屋にまたお世話になり、初めての乗鞍岳に臨んだ。気象予報をもとに、前日夕方から現地入りした。途中でアルプス正宗も入手し、準備万端で向かった。メニューは相談して餃子になった。しかも手作りということになり、慣れないながらも楽しく準備して、山田さんを迎えた。一通り食事が終わったら焚き火をすることになった。こちらでも、慣れないながらも、野澤さん、山田さんからご教示いただき、焚き火を燃やし続けた。焚き火は大いに盛り上がり、翌日はゆっくり出発した。天気は良く、順調に登り始めた。 これまで、バスで3000m近くまで登れるということを知らず、バスを降りると一気に高地の雰囲気だったので驚いた。歩き出すとさすがに息が切れた。高山植物や雄大な景色を見ながら、小屋についた。冬にスキーで来たらどのような景色だろうと想像しながら頂上を目指した。頂上で記念写真をとり、小屋まで戻ってきた途端に雨が一気に降ってきた。通り雨だったようで、少し雨宿りしてから下山した。バスを待つ間にレストランで食べたカレーが美味しかった。今年の状況で、3000m峰にチャレンジできたことはうれしい。ご一緒させていただいて、ありがとうございました。 
 
越智 天気予報とにらめっこの日々が続きましたが、1日目の登山は諦め2日目に乗鞍岳となった。乗鞍岳は初めてで行きたい山の一つでした。前日に、美登里屋に宿泊。ポールさんが合流し夜の21時から焚火を開始!薪を調達してくださり焚火のやり方を野沢さんポールさんから伝授頂き、楽しいひと時を過ごしました。焚火は奥が深く経験を重ねて焚火をマスターしたい。大先輩の背中をみて素晴らしい方々と山岳会で出会うことが出来て入会してよかったなと思う瞬間でした。翌日、乗鞍観光センターからバスを利用して2703M畳平まで。平日にもかかわらずバス待ちの列ができました。50分で畳平に到着。一気に高度を上げたが、特に体調に変化は感じられなかった。複合火山の乗鞍岳は23の峰がありその最高点が剣ヶ峰。12個の火口湖と堰止湖があり、約9000年前にこの山容になったようだ。簡単に登れる山だけど、地球の息吹を感じ、すごくどっしりとしていた。景色も素晴らしいけど、山から湧き出てくるエネルギーみたいなのを感じることができた。途中、肩の小屋で休憩をとり、剣ヶ峰までは1時間半で到着できた。残念ながら雷鳥に出会えなかった。高山植物も終わりを迎えて徐々に秋の気配も感じられた。高山の、夏の短い中でたくさんのお花が咲く姿が可憐に思えてきた。山は、春も夏も秋も冬もいろんな姿をみせてくれて素晴らしいです。楽しい素敵な山行となりました。ありがとうございました。 
【特記事項】 ヒヤリハット 特になし  

 

 

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【記録者】 越智

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