最初はスローペースからはじめよう

子供のペースに合わせてゆっくり歩く。前かがみになって自然に一歩足の出る歩幅が自分の基本の一歩幅で、できるだけこの歩幅を崩さず歩くとよい。段差があっても、歩幅に合ったスタンスを見つけ、掛け声のいるほどの大股歩きにならないように。

 

息が上がらないように歩こう

子供と一緒なら、はあはあ、ゼイゼイ~息が上がるほどの速さでの歩行は禁物。傾斜にもよるが1時間に1.5~2㎞くらいの速さで。標高差は150~200mほど。お話をしながら、周りが眺められる速さです。

 

大汗をかかないように歩こう

スローペースで、息が上がらないように歩けば、大汗はかきません。汗をかかなければ下着等の濡れもなく、体を冷やすことなく行動できます。山での危険で大切なことは体の調子を守ることです。濡れたままのウエアで、外気温が下がり、風にさらされる環境の中を行動すると低体温症になります。特に子供は体力がないので風に弱い。体温が下がったら大変です。ウエアを着せて、高カロリーな甘いものをまず食べさせましょう。水分は少しずつ回数を多く飲ませましょう。暑いときに体温が上がってしまう熱中症にならないためにも、大汗をかかないペースは大切です。体温の変化が、脳や身体の動きに一番悪影響を及ぼします。気を付けましょう。