は虫類
ヤマカガシ
水辺やあぜ道で見かけるよ
日本では本州、四国、九州、周辺の離島に分布、平地から低山帯、田んぼや湿地の周辺で生活しています。全長70から150センチ。関東系は、赤、黄、黒色が混じった明瞭な斑紋を持ち、毒々しい印象を受けます。関西系は斑紋が不明瞭で、褐色や灰色がかった体色の個体が多いようです。昼も夜も活動。平地では12月初旬まで活動しています。
強い毒を持つヘビですが、性質はおとなしく、捕まえようとしない限り、咬まれることはありません。上顎の奧とうなじの皮下に毒腺があり、深く咬まれたり、長時間咬まれると危険です。主な食べ物はカエルで、他のヘビが食べないヒキガエルさえも捕食します。山あいの田んぼで聞くカエルの絶叫は、たいてい、ヤマカガシに襲われている時です。
「赤棟蛇」と書きます。
よく見かける場所
水辺の岩や田んぼなど
トカゲ
陽当たりのいい草むらや石垣を探してみよう
北海道、本州、四国、九州に共通して分布するトカゲは2種類のみです。
ニホントカゲはずんぐりした体型で、光沢がありつるつるした鱗を持っています。成体では、オスは金色がかった褐色、メスは幼時の色や縦縞が色あせて残っています。幼体は、背面や側面が黒く、5本の金色がかった縦縞があります。尾は鮮やかなメタリックブルーですが、少しの刺激でも自切してしまいます。陽当たりの良い場所を好みます。
ニホンカナヘビは細身で鱗に光沢がなくガサガサしています。背面と脇腹の地は茶色、腹面は白や薄い黄色です。危険があると尾を自切しますが、ヤモリやトカゲ類ほど簡単に切り落とすことはありません。平地から低山帯の草むらや薮、人家の庭などに生息します。
よく見かける場所
薮、人家の庭など