秋になると木の実がたくさん落ちているよ。代表選手はドングリだ。シイ、カシ、ナラなどの木の実をみんな「ドングリ」とよんでいます。帽子(カサ)をかぶったものや緑色をしたものなど、大きさもいろいろ。その他にもマツボックリも工作の材料になるぞ。自分で物語をつくって絵本にするのも楽しい。まずは、たくさん集めて保存しておこう。
木の実を使った作品
最初におこなうこと
ドングリには虫がいるかもしれないので下処理をします
いくつかの方法があります
・どんぐりを蒸す
布に包んで蒸し器で約7分くらい
蒸しすぎると柔らかくなるので注意しましょう
・ドングリを冷凍する
袋に入れて、一度冷凍保存します
自然解凍してから使用します
*フライパンで煎ると、水分が抜けて固くなり、加工しにくくなります
用意する道具
・木工用のハサミ
・キリ(手芸用の小さいもの)
・筆(先の細いもの)
・木工用ボンド
・絵の具(白と黒)
・水入れ
・キャップ
・紙粘土
・つまようじ
作品1(どんぐリス)
材料
・ドングリ2個(頭と胴体)
・マツボックリ(耳)
・ススキの穂(尻尾)
・紙粘土(土台)
作り方
① まずは頭とからだの部分にキリで穴をあけます
子どもと一緒にする場合は、注意しましょう
木工用ボンドでも代用できます
② つまようじを鋭角に切って、頭とからだの部分をつなげます
③ 白い絵の具で、目とお腹部分を描きます
④ つまようじで黒目を描きいれます
黒目の位置によって表情が変わります
⑤ マツボックリの笠の部分を折って、耳にします
キリで穴をあけ、ボンドで付けます
尻尾になるススキノ穂をボンドで付けます
⑥ 紙粘土を土台にして出来上がり
作品2(マツボックリン)
材料
・ドングリ1個(頭)
・マツボックリ1個(胴体)
・ススキの穂(尻尾)
・小枝2本(手)
・ペットボトルのキャップ(土台)
・木工用ボンド
作り方
① ドングリに目鼻を描きます。
目玉はつまようじを使うと描きやすい
② ススキの穂を小さく切ります
ボンドを使って頭の上に付けます
③ ボンドを使って頭を胴体に付けます
④ 小枝をマツボックリの間に差し込みます
ボンドを使うとしっかり付きます
⑤ 出来上がったら、ペットボトルのキャップに乗せます
⑥ 完成です
作品3(ツリー)
材料
・マツボックリ1個(大きめが良い)
・ビーズ
・マニュキュア
・ペットボトルのキャップ(土台)
・ようじ
・木工用ボンド
作り方
① マツボックリのカサを開きます
(乾燥させると大きく開きます)
ビーズにボンドを付けて、カサの上に付けていきます
ビーズの替わりにマニキュアで色を付けてもよい(派手な色の方が映えます)
② 出来上がったらボンドで固定します
③ 完成です
作品4(リース)
材料
・蔓
・ドングリ
・マツボックリ
・グリーン(ここではサワラ)
・色づいた葉
作り方
① 蔓を丸めてからませでリースの原型を作る
② 輪を完成させる
③ グリーンを蔓の間に押し込んで飾り付ける
④ 完成です