山の美味しいを食べよう

初夏、山で最初に実をつけるのが野イチゴだ。白い花が咲いたと思ったら、すぐに花びらを落としてツブツブの緑色の実が大きくなっていく。やがて宝石のように赤く輝きはじめると、思わず口に頬張りたくなるぞ。そして秋の山には、栗やクルミ、アケビといった木の実を見つけることができる。一度は口にして味わってみよう。

 

 

果実の花を覚えておこう。

どんな実も最初は花が咲く。だからその花のカタチと場所を覚えておけば、次に来るときには口にすることができる。覚えやすいのが、イチゴの花。春の早い時期からトゲトゲの細い枝に白い五枚の花びらをつける。アケビの花はツルの上に小さな淡い紫。グミは枝から下向きに香りの良い白い花をいくつもつける。本を見て調べておこう。

 

イチゴの花 アケビの花 グミの花

 

採ってはいけない場所、採り過ぎにも注意しよう。

特別保護区や国立公園などでは、一切の木の実を採ることはできないので注意しよう。
また美味しいからといって、全部取ってしまうのはよくないぞ。山には鳥や野生動物がいるから、彼らの分を必ず残しておこう。

 

 

山にはたくさんの木の実がなるよ。

ユスラウメ アケビ グミ
ヤマブドウ ヤマボウシ クワ
木イチゴ クリ クルミ