山や河原では、オヤッ!?と思う珍しいものを発見することがある。例えば鳥の羽。美しい羽を見つけたらどんな種類の鳥なのか、あとで調べるのも楽しい。そして生き物の骨なんかを見つけたら、それはサイコーのお宝だ。モグラなどの小さな哺乳類の白い骨は、壊れないようにして包もう。その他にも脱皮してしまった蛇の皮や蝉の殻など、見ているだけでなく調べるのも大切だね。
枯れてしまった花も美しい。
秋の山にはドライフラワーを思わせる花があるよ。たとえばヤマアジサイは、そのままのカタチで残っていることがある。青や赤い色をしていた花が、最後には金色になったままで枯れ残っているんだ。その他にもウバユリの実やヤマハハコなど、ドライフラワーになってそのまま長く残っているよ。
蝉のぬけがら | 穴の空いた葉っぱ | ドライフラワーになったアジサイ |
例えばこんなものもお宝かもしれない。
枯れ落ちてた枝が、動物のカタチになっている。モモンガやムササビがかじったマツボックリなどの木の実。虫が穴を空けた葉っぱだってオモシロいカタチをしている。見つけたモノには、日時や山の名前を書いていっしょに保存しよう。
ドングリは種類がたくさんあるから、ドングリだけを集めた標本をつくるのもおもしろいね。
標本を作ろう
見つけた大切な宝は、そのままにしないで標本箱の中に並べてみよう。標本箱は、お菓子が入っていた箱を利用するのが便利だ。ドングリのような小さいものならチョコレートの箱。少し大きめなら和菓子の箱。様々な形をしているものなら大きな箱に綿を入れてから並べると、より標本らしくなる。そして壁に立てかける場合は、ボンドなどで固定するとずれることもなくなる。世界に一つの宝の箱を作ってみよう。